平成28年11月 『約束』コンサート～市長てくてく城下町

 テレビでもよく流れる「～君の住んでる ○○ハウス～」というCMソング。いろいろな人が歌っていますが、さわやかな歌声が印象的なのがアルケミストで、こんやしょうたろう(ボーカル)と井尻慶太(ピアノ)の二人が組む音楽ユニットです。
 名前はブラジルの小説家パウロ・コエーリョの小説『アルケミスト 夢を旅した少年』に由来するとか。やまと郡山城ホールでもたびたびライブコンサートを開催していて、その中では、観客から出していただいた三つのお題を元に、何の打ち合わせもなく、その場で歌詞、メロディ、伴奏を作りあげ、演奏する「即興のコーナー」はみごととしか言いようがありません。
 学生時代の出会いに始まった活動から20年を迎えようとするお二人との交流もずいぶん長くなりました。いつも楽しい会話がはずみます。
 そのアルケミストが、友人である清水健アナウンサーの想いに応えて楽曲『約束』を書き下ろし、この度、やまと郡山城ホールでコンサートを開催することになりました。題して「『約束』コンサート～大切な想いとともに～清水健＆アルケミスト」(平成28年11月20日（日曜日）15時00分～大ホール)。
 清水アナウンサーは、長男が生まれてわずか3か月後に奥様が29歳の若さで乳がんで亡くなるという悲劇に見舞われ、多くの人々の涙を誘いました。本年2月には『112日間のママ』が出版されましたが、最愛の妻の「命」と向き合うことになった清水アナの想いがどのように受けとめられ、どのように楽曲に込められているのでしょうか。『112日間のママ』の印税は新薬開発や難病対策を支援する基金として活用されるそうです。