平成27年2月 「あすなろ」と「おおぞら」~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 和食が世界遺産に登録され、わが国の伝統的な食文化への関心が高まる一方で、生活様式や働き方の多様化により、お正月の風景も様変わりしました。そこで、次世代を担う子どもたちにわが国の知恵や伝統を伝えるという意味も含め「食育」の必要性が強く叫ばれるようになっています。
 そうした中、建設を進めてきた新学校給食センターがこのほど完成しました。
 その結果、従来の施設とあわせて二つのセンターを活用することにより、市議会をはじめ各方面からご要望をいただいていた中学校給食を、この4月から開始する運びとなりました。
 新学校給食センターでは小学校11校分の給食を、学校給食センター矢田では中学校5校分の給食を調理する計画で、子どもたちへの思いを込めて小学校のセンターは『あすなろ』、中学校のセンターは『おおぞら』と命名しました。
 「食育」の拠点としての機能を十二分に発揮していくため、昨年、国から認定を受けた「学校給食地場食材利用拡大モデル事業」や「スーパー食育スクール事業」(治道小学校)などを通じて、関係の皆様と知恵やアイデアを出し合いながら、しっかりとしたしくみづくりを進めていきたいと考えているところです。
 キーワードは「食」と「農」。
 10年余り前から本市では、JA経営者クラブのご協力を得て、地元食材を使った給食を提供する「郡山の日」を毎月実施してきました。
 この貴重な経験も大いに生かし、積極的に取り組んでまいりますので、ご支援、ご協力、お力添えをお願い申し上げます。