平成27年4月 里山の駅「風とんぼ」~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 県立民俗博物館に隣接する市立「少年自然の家」は、里山の自然環境を活かした施設として子どもたちに長く親しまれてきましたが、この4月1日から、「指定管理者制度」(公の施設の運営を、民間の団体に代行していただくしくみ。身近な所では地域のいわゆるミニ体育館がその例です)による運営が行われることになりました。
 全国的には、こうした施設が次々と姿を消していくなか、運営に名乗りを上げていただいた方々はさまざまな話し合いを重ねながら、子どもだけでなく、大人も、あるいは家族や地域のグループなど、幅広くご利用いただくことをめざし、頑張っていただいているところです。
 懇親のためのお酒も、節度ある範囲で認めようということになりました。
 しかしこれでは「少年」のまま置いておく訳にはいかない、ということで、いろいろと悩んだ末、『里山の駅「風とんぼ」』と命名させていただくことになった次第です。
 豊かな緑が広がる矢田の里山をめざし、人々が集まる『駅』。責任者は「所長」さんではなく、「駅長」さんでどうですかと、提案しています。
 一方「風とんぼ」は、施設の入り口にある風力発電機の愛称をそのままお借りしました。
 やがて緑の季節がやってきます。大いにご利用いただくとともに、新たな知恵やアイデアなどをお寄せいただければ幸いに存じます。
 柳澤吉保公没後300年を契機に、吉保公が晩年を暮らした「六義園」のゆかりで交流が始まった東京都文京区なども含め、里山の魅力を市内外に広く発信していきたいと考えています。