平成26年3月 元気城下町「まるごと春模様」~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

ページID 10031
市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 この2月は、南の海上を低気圧が進むごとに雪が降り積もる荒天が続きました。ケガをされた方もあったとのことで、お見舞いを申し上げますとともに、積雪の経験がほとんどない私たちも、いざという時の備えは常日頃心がけておかなければと、あらためて思った次第です。
 その厳しい寒さの中でも、郡山城跡で開催されている盆梅展の梅はみごとな花を咲かせ、会場は春の香りに包まれています。
 一方、3回目を迎えた市商工会主催の「大和な雛まつり」は、ボランティアの方々の熱心な応援を得て、お雛さまを展示いただく場所も115か所に拡充。これにあわせ、プロ・アマ演奏家のご協力により実現したコンサート「音deつなぐ大和な雛まつり」が連日、市内各所で開かれていて、今まさに、元気城下町は「まるごと春模様」に染められようとしているところです。
 お誘い合わせのうえ、どうぞお出かけ下さい。
 話は変わりますが、明治末、鉄道が国有化された時、福島県の郡山との重複を避けるため、国鉄郡山駅の名称を大和郡山にせよという国の方針を押し返し、関西本線を示す(関)郡山と、東北本線を示す(北)郡山をそれぞれ切符に記載することで決着をつけた話は、この欄でも紹介したことがあると思います。ふるさとに対する先人の熱い思いや誇りを感じさせるエピソードです。
 残念ながら市の名称はそういう訳にもいかず、大和郡山市となりましたが、市制施行60周年を迎えた今年、記念のロゴマークは、さまざまな夢をつないだ切符のイメージを形にしたものに。
 シールやバッジについては、販売もしますので思い出のひとつにしていただければ幸いです。