平成26年5月 ちんゆい そだてぐさ~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 若葉がまばゆい季節を迎えました。
 郡山城跡の天守台石垣の修復事業も順調に推移し、お城まつりの期間にはライトアップが行われて好評を博しました。樹木が伐採され、現れた石積みは、あの竹田城を思わせる立派な姿です。
 今後、作業の段階と調整しながら、市民の皆さまに見学いただく機会をできるだけ提供したいと考えていますので、どうぞご活用ください。
 (大和郡山市ホームページから事業の紹介動画をご覧いただけます。以下のページをご覧ください)

 その城跡では、来る5月17日(土曜日)~18日(日曜日)に現代工芸フェア『ちんゆい そだてぐさ』が開催されます。
 この催しは、わが国が誇る伝統の技と現代工芸のさまざまな挑戦を通じてわが国に息づく工芸の「今」を発信しようという試みで、市内若手作家の発案により実行委員会が結成され、昨年5月にフェアが開催されたのですが、初回にもかかわらず1万数千人もの来場者があり、若者のパワーやものづくりに対する関心の高さに感動したことを覚えています。
 新たな作家を育てたいという思いが、多くの方々の共感を呼んだのでしょうか。
 ちなみに、「ちんゆい」は、中国語の「金魚」の発音に由来し、しかも「金余」も同じ発音であることから、中国ではたくさんの卵を生む金魚は縁起が良いとされてきたそうです。
 一方「そだてぐさ」は、わが国で最初に発行された金魚の飼育書『金魚養玩草』(きんぎょそだてぐさ)からきています。
 若手作家による作品の展示販売に加え、フードコーナーや、絵付けなどの製作体験ができるワークショップも準備されていますので、どうぞそろってお出かけください。