平成26年7月 すくってごらん~市長てくてく城下町


大和郡山市長
日本の夏を彩る金魚すくいが競技化され、全国選手権大会が生まれてから20年。市制施行60年と重なる今年の大会は記念大会にふさわしく規模を拡大し、趣向をこらして開催する予定です。
そうした折り、講談社のコミック雑誌「BE LOVE」(毎月1日、15日発行)に金魚すくいの魅力を満載したコメディ漫画『すくってごらん』(大谷紀子著)の連載が5月から始まりました。
主人公は東京のサラリーマン。転勤となり、降り立ったのが近鉄郡山駅。ふとマンホールのふたを見るとそこには金魚が…。そして金魚すくいとの出会い。当初は戸惑いながらも、やがてその魅力にとりつかれていくという物語です。
金魚すくい選手権については毎年、改善を重ね、ルールに基づくスポーツという位置づけをめざしてきたことが『すくってごらん』の連載につながったとすれば嬉しい限り。9月にはそれまでの連載をまとめた単行本が発刊されるそうです。
一方、同じく5月から市役所の電話で流れる保留音が、中村美律子さんが歌う「こおりやまア すてきに 金魚すくい」に変わりました。
さらには60周年を記念して秋に開催する「金魚サミット」に向けて、金魚や金魚すくいをテーマとした『金魚の絵手紙』をこの夏、広く募集する予定で、準備を進めているところです。
手書きの絵と文字を通じて伝わる思いや温かさに今、あらためて注目が集まっています。
老若男女を問わず、ふるってご参加ください。
なお、金魚の魅力を、産業やまちづくり、心の癒やしなど、さまざまな面から考えようという金魚サミットの合言葉は『すくわれるだけじゃイヤなんです!』。いよいよ金魚の季節です。
更新日:2021年03月19日