平成26年11月 金魚づくし~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 電話ボックスの中で泳ぐ金魚に見入る人、記念撮影をする人、笑顔ではしゃぐ子どもたち。人、人、人…。
 10月19日に開催された柳町の「柳神くん祭」では4丁目に設置され全国的にも話題になっているこの電話ボックスが人を呼び、前日からの金魚サミットや産業フェアPICAメッセ、シルバーの日まつりの同時開催もあって、まさに金魚づくしの2日間となりました。
 19日の午後には、金魚の産地をはじめ、県外からの関係者もお招きしパネルディスカッションを行いました。金魚に関わる産業や金魚を活かしたまちづくりを進めるために、心の癒やし、芸術や文化、人づくりなどさまざまな切り口から議論しましょうと呼びかけたこの催しでは参考になるヒントをたくさんいただき、感激しています。
 ホームセンターで金魚が売られるようになり、金魚について説明してくれる人がいなくなったという指摘には思わず納得。第1回水木十五堂賞の荒俣宏先生からは、金魚を飼う文化を復活させるためには、マイスター(マスターと同意。名人、師匠。ドイツ語)を養成しては、というご提案をいただきました。愛知県弥富市では昨年から親子を対象に「金魚の学校」始められたとか。これらを受けて例えば「金魚マイスター養成塾」の開設を検討してみたいと考えています。
 ところで、金魚サミットを含め4月から進めてきた市制施行60周年記念事業も、いよいよ最終章を迎えることになりました。11月24日に開催するフィナーレには、いずれも郡山にご縁のある藤沢久美さん、大谷徹奘さん、中野雅至さんにお越しいただきます。どうぞ、ご期待ください。