平成25年2月 古民家の大改造~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 昨年末、飛び込んできたうれしいニュース。
 それは、治道地区に、1歳と3歳のお子さんを育てる若いご夫妻が、大阪から転入してこられたというものでした。しかも、購入した築100年の古民家を5か月かけて大改造した上で。どこかのテレビ番組に紹介したくなるニュースです。
 早速ご夫妻にお会いし、転居を決断された「決め手」をお伺いすると、勤務先は大阪だそうですが、交通の便がよいこと、自然環境のすばらしさ、治道小学校の芝生、そして認定子ども園があること、ということでした。
 因みに、治道認定子ども園については、ご夫妻のお子さんを含め今春、園児が70名を超え、施設の増設など、ある意味でうれしい悲鳴です。
 とはいえ、生活に便利な都会に住みたいという願望は年齢を問わず根強いものがありますが、一方で、今回のケースのように、豊かな環境のなかで子育てをしたいと思う人がどれほどいるのか、ご夫妻に聞いてみると、「私たちのまわりでも結構いますよ。」とのこと。
 大阪や京都への近さ、便利さ(意外と知られていないようですね)や、子育て環境の素晴らしさをあらためて広く発信することにより、若い人たちの転入、定住を図るとともに、これを機会にふるさとへのUターンを考える方が増えればとも思うのです。
 いずれにしても、地元の方々との出会いやふれあい、交流、そして地域の文化や伝統を大切にしながら、いきいきとした地域づくりが進むことを大いに期待したいと考えています。