平成25年7月 歌の力~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 この7月15日やまと郡山城ホール(大ホール)で大和郡山市の市制施行60周年プレコンサート『フォーク世代から贈る“歌の力”』~子どもたちへのメッセージ~が開催されます。
 出演は、きたやまおさむさんや高石ともやさんをはじめそうそうたるメンバーで、それこそ60歳前後の世代には、昭和40年代から50年代にかけての「あの空気」が鮮やかによみがえってくるのではないでしょうか。
 私もまさにその世代で、歌詞さえあれば、そのころ流行したフォークソングは何曲でも歌えそうな(?)気がします。
 時代の空気。高度経済成長と日米安保をめぐる学生運動の高まり。その一方で、ラジオの深夜放送に多くの若者が心を動かされ、仲間が集えば自然にギターをかき鳴らしてフォークソングを口ずさんだあのころ。
 誰もが「スマホ」を見ながら黙々とまちを歩く現代とは、何かが違う空気が確かにありました。しかもその空気には、ただ単に懐かしさや思い出だけではなく、よし頑張ろうという、小さな元気や勇気を生むパワーが今も一杯つまっているような気がしてならないのです。
 『歌の力』。時にはいくつかの世代を飛び越えて伝わっていくものなのかも知れません。
 そんなことを考えていると、30年前の7月15日に初めて「ファミコン」が発売されたことを知りました。時代の節目(ふしめ)だったのでしょうか。