平成23年1月31日 兎(うさぎ)年の株価

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 兎(卯(う))年が明けて早くも1か月。年末以降、まるで冷蔵庫の中にいるかのような日が続いていますが、皆様お元気でおすごしでしょうか。
 ところでこの兎。人気者なのに童話やことわざに登場する機会があまりないのはどうしてなのでしょうか。イソップ童話でも、有名な亀との競争以外、数えるほどしか採用されていません。
 しかし、後ろ足が長く巧みに坂を登ることから、「兎の登り坂」といえば、最も得意な場所で力を発揮することによって、ものごとが順調に進むことを意味しているのだそうです。
 そのことを示すのが、干支(えと)別の株価の移り変わりで、戦後の動きを調べたある調査によれば、株価の上がる確率が大変高いのが「子(ね)」「卯」「辰(たつ)」の年で、いずれも平均の上昇率が20パーセントを越えています。もちろん、厳しい寒さと同様、経済の先行きもますます不透明であり、こうした数値は過去の単なる偶然といえばそれまでですが、経済活動にも何らかのリズムがあるはずですし、景気は気分的なものにも左右されるといいますから、今年の「卯」年から来年の「辰」年にかけて、大いに期待したいというのが人情だと思います。
 一方、平城遷都1300年関連の事業で盛り上がった昨年に続き、今度は語り部稗田阿礼の出身地として、来年の「古事記1300年紀」に向けた準備を今進めているところですが、第7回記憶力大会の前日2月5日(土曜日)には、阿礼の地元である平和小学校の子どもたちが『いなばの白うさぎ』を語ってくれることになっています。
 「うさぎ追いしかの山」…夢と誇りと自信を持つことのできるふるさとづくりや魅力の再発見に、今年もお力添えをいただきますように。