平成23年6月24日 語り部の館

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 この3月に藺町線(いのまちせん)が全線開通してから、これまで以上に市内を散策する観光客の姿が目につくようになりましたが、このほど、地元の方の心あたたまるご協力により、木造2階建ての白壁の蔵を活用した『箱本十三町観光案内所』がオープン。市観光ボランティアガイドクラブの皆様に運営をお願いすることにより、訪れていただいた方々との出会いやふれあいを通じて、観光面での新たな広がりにつなげていきたいと考えています。

 6月15日に行われた開所式で、私は「これからの観光に必要なのは、まず、知りたい、学びたい、行ってみたいというきっかけづくり、つまり、人をひきつける情報の発信。そして、受け入れ側に求められるのが、地域が持つ魅力の再発見、新たな魅力の創造、それらをつなぎ、あるいは組み合わせること。市内各地をつなぎ、できるだけ長い時間、滞在していただくとともに、例えばやまと郡山城ホールに来られた方々と、市内の飲食店をつなぐなど、さまざまな工夫をこらしたい。」と申し上げました。

 そこで最も大きな役割を果たしていただくのは、やっぱり「人」。ボランティアガイドの方々には、この案内所を拠点に、まさに大和郡山の『語り部』として、大いにご活躍下さい。

 案内所の1階は観光資料なども展示するいわば「出会いの間」、2階は観光客などを含め、座ってくつろぐことのできる部屋なので「つながりの間」と、観光協会で命名いただきました。ならばと、私は案内所の愛称として『語り部の館(やかた)』を提案しています。

 藺町線散策のついでに是非、お立ち寄り下さい。