平成23年7月25日 大人の修学旅行

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 先日、東京の「お台場」で開かれたイベントのトークショーにお招きをいただき、大和郡山の豊かな魅力や、古事記1300年紀と稗田阿礼にまつわるエピソードを紹介してきました。
 題して、大人の修学旅行シリーズ第1弾!「ゆったり行きましょ、奈良の旅」。
 テレビの大河ドラマに豊臣秀長が登場し、その秀長の死に伴って郡山の町並みや城跡が紹介された直後ということもあり、昨年の平城遷都1300年ともあわせて郡山や奈良に対する関心は非常に高いことを肌で感じたところです。
 なかでも古事記への関心。
 物語は「地上世界が若く、水に浮かぶ脂(あぶら)のようで、くらげのようにふわふわと漂っていた時」という、古代の人たちは地球の誕生をまるで知っていたのではないかと思わせるような記述から始まりますが、地球は丸いということを当然と思っている現代人とは異なり、夜になると真っ暗闇の世界に恐れおののきながら、月や星を見つめ、さまざまなことを想像し、発見し、必死になって知恵や法則を身につけ、語り継いでいった私たちの先人について、今一度見つめ直すことも大切なのではないでしょうか。
 そうした思いも共有しながら、古事記1300年紀の実行委員会では、事業の合言葉を『人間ってすごいじゃないか。語り継ごうよ、語り部の里から。』と決めていただきました。
 お台場では、市民劇団「古事語り部座」の松村武座長が飛び入りで参加。古事記の魅力を熱く語っていただくとともに、会場ではミニ金魚すくい大会も開催。数多くの出会いとふれあいに感動の一日でした。
 今後も、魅力の再発見と発信に努めていきたいと考えています。