平成21年2月24日 「郡山城外堀跡コース」

更新日:2021年03月19日

ページID 10096
市長てくてく城下町
上田 清

大和郡山市長

 郡山城址で第6回盆梅展が始まりました。今年は梅の開花も例年より早く、連日、市内外から多くの方々にお越しいただいています。是非一度お出かけください。
 それにしても暖かくなったり、寒くなったり。まさに三寒四温という言葉が思い出される日が続いていますが、そうしたなか、二月十三日、郡山北小学校の東側にある広島下池の前で、『郡山城外堀案内板』と外堀の跡を示す石碑の除幕式がありました。
 これは、かつて城下町を取り囲んでいた外堀の存在を後世に伝えたいという思いを持つボランティアガイドの方々が中心となり、市の「まちづくりアイデアサポート事業」を活用して、およそ六キロメートルにわたる外堀跡に石碑や案内板をめぐらす事業で、城下町の魅力を再発見し、その魅力を内外に広く発信する大きなきっかけになるのではないかと、強く期待しているところです。
 この外堀は、豊臣氏の後を継いだ増田長盛によって工事が進められ、完成しますが、それは郡山城の縄張りが完成したという意味でもありました。
 さまざまな工夫をこらした長盛は、たとえば秋篠川の流れを奈良口で東に変えて佐保川につなぎ、その川の跡を堀に利用しています(だから秋篠川は直角に曲がっている?!)。その堀のなごりが広島下池、上池だそうですが、たとえ堀は残っていなくても、わずかな面影や石碑から伝わる歴史や先人の思いは、きっと多くの人々の心を動かすに違いないと考えています。

問合せ:大和郡山市観光協会(0743‐52‐2010) 「みちしるべの会」
詳しくは、郡山城外堀案内板(コースマップ) をご覧下さい。