平成21年9月25日 物語の始まり

更新日:2021年03月19日

ページID 10089
市長てくてく城下町
上田 清

大和郡山市長

 先日、静岡県下田市の「伊豆新聞」に『金魚すくい全国大会で優勝 小中学生の部 下田東中の鈴木君 5回目の挑戦 練習の成果結実』という、大きな活字が躍りました(平成21年8月25日付け)。
 静岡下田地区の予選大会の結果を受け、選手の派遣と応援を兼ねた3泊4日のバス・ツアーが始まって5年目の快挙。本市としても、金魚すくいの魅力を観光の面で活かすひとつのヒントとしてとらえ、今年は姉妹都市の甲府市から全国大会の観戦を兼ねたバス・ツアーを組んでいただくとともに、旅行関係の会社に大会の熱気に直接ふれていただき、金魚すくい選手権の魅力を組み込んだツアーの商品化を働きかけているところです。
 その後、鈴木君のご家族からいただいたお手紙には、「まだまだ金魚すくいの熱はさめないようです。」とありましたが、ツアーの主催者からは日本一が実現したことに対する感激とともに、下田市と本市との関係が深まるよう、強い期待が寄せられています(同上新聞)。
 そこで、ふと思い出すのが下田市との深いご縁。
 というのは、3年前にこのコーナーでも取り上げたのですが、幕末、ロシアのプチャーチンとの間で行われた開国や領土に関する交渉の舞台が伊豆の下田であり、幕府側の代表のひとりが、かつて順慶が活躍した筒井家を継いだ筒井政憲だったのです。
 この際、何か新しい物語でも生まれれば…。