平成20年1月22日 初夢

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 昭和五十二年八月、全国に先駆けて誕生した「大和郡山市科学教室」(少年少女発明クラブ)の創設三〇周年を祝う式典と記念行事が先日、三の丸会館で行われ、私も参加させていただきました。

 最近はようやく理科や科学、あるいはものづくりに対する子どもたちの興味や関心が復活しつつあると言われたりしていますが、社会が大きな変化を遂げたこの三〇年、一貫してこつこつと粘り強く、さまざまなアイデアを提供し続けていただいた関係の皆様に敬意を表するとともに、心から感謝申し上げます。

 記念式典では、科学教室を受講している三人の児童による作品の発表がありました。一つ目は、インクが減って書きにくくなったサインペンを再生するため、ペン先を下に向けて固定しておく装置。

 二つ目は、野球帽の正面に取り付けたマジックテープを利用し、カードに自分のメッセージを書いて貼るというもので、たとえば満員電車で座っている時に「私は次の郡山でおります」!

 三つ目は、自分の部屋を整理する場としてカーテンに着目。そのカーテンにマジックテープを使って帽子などをかけるというもの。

 いずれも、身の回りの物や人の心を大切にしようという気持ちがストレートに伝わる作品ばかりで、元気と勇気をもらいました。

 その後、記念行事の一日工作教室では、万華鏡やプリクラ、光のスタンプなどなど、名前を見るだけでもわくわくしそうな課題に大勢の親子連れが挑戦!ものづくりの夢を未来につなぐ人材が、この科学教室から一人でも多く巣立ってほしいものです。