平成20年10月23日 「スペシャルオリンピックス」

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町

平成20年10月23日 「スペシャルオリンピックス」

上田 清

大和郡山市長

 来る十一月二日(日曜日)、大和郡山市九条公園プールで第八回『スペシャルオリンピックス日本・奈良水泳競技会』が開催されることになりました。
 奈良県では初めての競技会です。
 スペシャルオリンピックスというのは、知的発達障害のある人たちの社会参加を応援するため、地域に根ざしたスポーツトレーニングや、その成果を発揮する競技会を提供する組織で、一九六三年、アメリカの故ケネディ大統領の妹、シュライバー夫人が自宅の庭を開放して始めた活動がその起源だとされています。
 この活動は世界一五〇の国と地域に広がり、十数年前からわが国でも各地に支部が設立されていきましたが、奈良県では昨年二月、支部組織が正式につくられ、本格的な活動がようやく始まったところです。
 最近では種目も広がり、陸上競技、水泳競技、体操競技、テニス、卓球、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、サッカー、ボウリング、ゴルフと実に多様ですが、本市では早くから九条プールで水泳の練習が行われてきたのです。
 アスリートと呼ばれる競技者はアスリート同士、あるいはボランティアとの交流を通じて集団の中で成長し、ボランティアや地域の人たちは、交流を通じてアスリートのさまざまな可能性や、知的障害をとりまく環境を肌で感じることができる。そこに生まれる深い感動や共感がこの運動を支えているのではないでしょうか。
 当日、また新たな出会いを期待したいと思います。

スペシャルオリンピックス(SO)は、11月2日(日曜日) 午前9時30分から、九条公園プールで開催されます。