平成16年6月24日 ラジオ体操

 いよいよ7月。夏休みも近づいてきました。最近、復活の動きが出てきた文部省唱歌は隠れたヒットソングと言われたものですが、ラジオ体操こそは誰もが知る超ヒットソングではないでしょうか。昭和の初め、国民の健康増進を目的に逓信省(ていしんしょう)簡易保険局が実施して以来70数年の歴史を積み重ねてきたラジオ体操。軽やかなメロディーとリズム、そして司会者の弾んだ声に夏休みの懐かしい想い出を重ねる人も少なくないと思います。

 市制施行50周年を記念して、そのラジオ体操・みんなの体操会が大和郡山市で開催される運びとなりました。どなたかご記憶であれば正確な日時を教えていただきたいのですが、前回、旧郡山小学校の運動場で開催されてからおよそ40年ぶりとか。今回は来る7月3日（土曜日）、矢田の総合公園市営球場が会場となりますが、新たな想い出づくりにご家族、お仲間お揃いで是非ご参加ください。

 ところで、阪神・淡路大震災で被災した長田地区では、それまで毎日熱心にラジオ体操をしていたグループが、被災後10日も経たたないうちに朝の体操を復活し、元気を取り戻したという話を聞いたことがあります。昔から人は洋の東西、民族や宗教を問わず、地域に伝わる儀式や祭り、さまざまな作業を通じて心と心をつなぎ、力を合わせて生きる術を身につけてきました。だから、人が集まること、そして人が集まることのできる場は大切にされてきたのです。
 当日、集合は何と午前5時50分！ですが、球場いっぱいに広がる人の輪の中で、新鮮な空気をお腹いっぱい吸い込んでみませんか。