熱中症予防について

更新日:2023年09月16日

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近年、スポーツ活動中をはじめとして、熱中症による健康被害が数多く発生しております。
スポーツによる熱中症事故は、適切に予防さえすれば防げるものです。しかしながら、予防に関する知識が十分に普及していないため、熱中症による死亡事故が毎年発生しています。特にこの数年、猛暑の夏が続き熱中症の危険性も高くなっています。

日本スポーツ協会が熱中症予防の原則を「熱中症予防5ヶ条」としてまとめ、熱中症事故をなくすための呼びかけを行っております。

<スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条>
1.暑いとき、無理な運動は事故のもと
気温が高いときほど、また同じ気温でも湿度が高いときほど、熱中症の危険性は高くなります。暑いときに無理な運動をしても効果はあがりません。環境条件に応じて運動強度を調節し、適宜休憩をとり、適切な水分補給を心掛けましょう。
2.急な暑さに要注意
熱中症事故は、急に暑くなったときに多く発生しています。急に暑くなったら、軽い運動にとどめ、暑さに慣れるまでは徐々に運動強度や運動量を増やしていくようにしましょう。
3.失われる水と塩分を取り戻そう
汗からは水分と同時に塩分も失われます。スポーツドリンクなどを利用して、0.1~0.2%程度の塩分も補給するとよいでしょう。
4.薄着スタイルでさわやかに
皮膚からの熱の出入りには衣服が影響します。暑いときには軽装にし、素材も吸湿性や通気性のよいものにしましょう。屋外で、直射日光がある場合には帽子を着用するとよいでしょう。
5.体調不良は事故のもと
体調が悪いと体温調節能力も低下し、熱中症につながります。疲労、睡眠不足、発熱、風邪、下痢など、体調の悪いときには無理に運動をしないようにしましょう。