生物接触ろ過施設について

更新日:2023年09月12日

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生物接触ろ過施設の概要

生物接触ろ過施設は、凝集剤、塩素など化学薬品を使用せず、微生物の働きで水中の鉄、マンガン及びアンモニア態窒素を除去するものです。生物接触ろ過池で、鉄・マンガンの酸化処理、及びアンモニア態窒素の硝化を行います。次に、薬品混和池で凝集剤、塩素を注入して急速ろ過処理を行い、浄水池を経て市内に供給します。

建物の屋上に設置された、ろ過施設の写真

生物接触ろ過のしくみ

生物接触ろ過では、ろ過池内に繊維担体を充填し、下降流で地下水を流下させます。この場合、担体表面に自然発生的に生物膜が形成されます。この生物膜には、アンモニア態窒素を硝酸性窒素に酸化させる能力(=硝化)を持つ硝化菌や、鉄、マンガンを酸化させる能力を持つ鉄酸化細菌が増殖しています。この、硝化菌や鉄酸化細菌による生物浄化機能により、アンモニア態窒素及び鉄、マンガンが効率よく除去されます。また、充填ろ材によるろ過機能も有しているため、濁質成分なども同時に除去されます。

原水・生物接触水・急速ろ過水の水質比較表
水質項目 原水 生物接触水 急速ろ過水
濁度(度) 8.0 0.09 0.1未満
色度(度) 4.0 1.7 1未満
アンモニア性窒素(1リットルあたりミリグラム) 0.38 0.05未満 0.05未満
鉄(1リットルあたりミリグラム) 4.5 0.11 0.01未満
マンガン(1リットルあたりミリグラム) 0.58 0.019 0.005未満
笑顔の女性が手を叩き「すごいすごい」と言っているイラスト

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