まちかどレポート501

まちかどレポート501 源九郎稲荷神社 御火焚まつり
(まちかどレポーター アライ)
源九郎稲荷神社 御火焚まつり(平成29年11月30日掲載)


11月12日、源九郎稲荷神社において「御火焚まつり」が行われました。







御火焚まつりは、仏教、特に密教や修験道で執り行われる護摩供のことで、「厄除祈願」「開運招福」など様々な祈願の書かれた護摩木(火焚串)が、神社の拝殿内で焚き上げられます。
神社にて仏教の修法が行われるのは、明治期の神仏分離がなされる以前は現在より一般的だったのでしょうが、現在ではそれほど多く見られるわけではありません。この種の修法が残っているのは、江戸期に神仏習合色の強かった神社の一部だそうです。源九郎稲荷神社では数年前に復活がなされました。
本稿はもちろん神道や仏教への入信を勧めるものではありません。
古い時代の行事の一つの姿を、今の世で改めご覧いただければと思います。
更新日:2021年03月19日