まちかどレポート503

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート503 寺子屋deまなぶ 子どもたち(平和小)

(2017年11月29日撮影 まちかどレポーター 安江)

寺子屋deまなぶ 子どもたち(平和小)(平成29年12月15日掲載)

書道に取り組む子どもたちの写真

市立平和小学校(河合孝信 校長)では、地域の平和地区公民館で活動している水彩画クラブ、また民謡クラブのみなさんから、日頃から絵画の手ほどきや、三味線などの民謡の曲を聴いたり弾いたり、また阿礼踊りを習ったり…と多彩な伝統芸能などなどを伝授され、楽しんでいる児童たちです。

今回は…、教室(約30畳)に敷き詰めた畳の部屋に「寺子屋」教室が、新設されました。

寺子屋の入り口と張り紙の写真

書道を通して心を育てようと、地域で使わなくなった畳を寄付してもらったという畳の部屋。

平和小学校では、1年生から畳の上に正座をして、「水書」を行っています。

教室内に並んで座る子どもたちの写真
教室内で書道をする子どもたちの写真

水書とは、水を付けた筆で、固い紙に書くと墨汁で書いたように見え、乾くと字が消える…ちょっと驚き!

正座をする中で、児童の落ち着き・集中力などの資質を伸ばしていこう、との取り組みのようです。

「固い友情」と書かれた半紙の写真

児童たちは、毎日授業開始の前の10分を、立腰(椅子に座って集中)で1分、読書に集中して9分…と過ごしていますが、加えて平和公民館の書道クラブ員さんの協力を得て、「水書」「書写」の書道10分にも取り組まれました。まさしく短時間の有効利用&精神統一&字が上手になる…一石三鳥の取り組みでしょうか。

書き方などを教える女性の写真

毎日の中のわずか1分~2分の瞑想、集中、掃除、読書、書道の時間も…

書道に取り組む男児の写真

「塵も積もれば山となる」…ですね。

「座布団なしの正座は、足がしびれて痛い?」と女子6年生に聞くと
「家にも畳の部屋があるし、畳に座ると心が落ち着きます!」と背筋をピント伸ばして即答。

…さすが平和小学校の児童たち、アッパレ!
『三つ子の魂、百まで』でしょうか!

のぼりを持って並ぶ子どもたちの写真