まちかどレポート506

(2017年12月22日撮影 まちかどレポ－タ・安江)

奈良市の夜間中学(春日中学)で、中国残留邦人等に日本語を中心に学習や生活面の相互支援に取り組んでいた「小草」。2016年1月には活動が発展し、国籍に関係なく学べる無料学習「すみれ塾」が開設されました。教えてくれるのは、奈良教育大学や奈良女子大学の教員を目指している学生たち。週2回・2時間、毎回7～8人でローティションを組んで参加しているようです。
「ここでの子どもたちとのコミュニケ－ションや、体験が役立ちます」、「子どもたちや仲間と、一緒に成長していきたい」などなど市外からも、多くのボランティア大学生が参加しています。

子どもたちも、静かな部屋で友達と一緒にドリルをしたり、お兄さんやお姉さんのようなフランクな人たちに分からないところを教えてもらったり、と「集中できます」「受験も頑張ります！」と大人気。
12月の最後の日は、奈良市の「こども食堂」のお母さんたちや協力者が、温かい中華料理や大きなクリスマスケ－キで励ましてくれました。

地域の支援・人の輪のつながりで、子どもたちやボランティア学生たちも、お腹も心もほっかり温かくなり、笑顔と会話が弾みました。

熱心に勉強に励む中学3年生のみなさん、3月には元気に希望の高校に受かりますように！
そして、「すみれ塾」で学びたいと思った、今の気持ちをいつまでも忘れないで大きく成長してください！
すみれ塾は、木曜日・金曜日に平和地区公民館で開かれています。
入塾希望者及び運営協力等、問い合わせはスタッフの丸田さん(電話番号090-3729-5059)へ。