まちかどレポート411

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート411 親子で楽しむ流しそうめん~緑豊かな平和幼稚園へ~

(まちかどレポーター 後藤)

親子で楽しむ流しそうめん~緑豊かな平和幼稚園へ~(平成27年7月16日掲載)

7月2日(木曜日)、大和郡山市立平和幼稚園にて「親子で楽しむ流しそうめん」が開催されると聞き、さっそくお邪魔してきました!
本日のイベントを強力にサポートしてくださるのは、NPO法人やまと新発見の会たけのこ会の皆さまです。

石碑の前に飾られたアジサイの植木の写真
流しそうめんの設営をするスタッフの方々の写真

前日は大雨に見舞われ、この日も朝からどんよりとした空模様で「そうめん日和」とまではいきませんが、そんな雰囲気を盛り上げるのは幼稚園の先生方、たけのこ会の方々、保護者のみなさまは手慣れたもの。

子どもたちの気持ちは徐々に高まってきました!

園児の前で開始の挨拶をするスタッフの方の写真
園児の前で流しそうめんを説明するスタッフの方の写真

本日のスタッフ、たけのこ会の方々です。
園児のみんなは、大きな声でごあいさつができましたね(二重まる!)

平和幼稚園は3歳児クラスのうさぎ組さん、4歳児のさくら組さん、そして5歳児のほし組さんの計41名が在園するのどかな自然に囲まれた、緑豊かな幼稚園です。

さあ、会場準備ができました。

まず始球式ならぬ「試麺式」が行い、うまく最後まで流れるかテストです。

竹を半分に切って奥から伸びる流しそうめんのレールの写真
レールに手を入れて流しそうめんのテストをするスタッフの方の写真

スムーズに流れることが確認できるといよいよお待ちかね、流しそうめんがスタート!

子どもたち、とても上手にお素麺をつかんでいますね。

子供たちもそうめんを箸ですくいはじめている写真
茶碗を持って流れてくるそうめんを箸ですくおうとする園児と保護者の方々の写真

タイミングが合わなくてつかみ切れなかったお素麺は水の流れに乗ってドンドン下流へ流れていきます。

下流付近に陣取っておられたファミリー。
実はこの場所はみんなが見逃したものが急流となって、一気に流れてくる場所。
大忙しです!でも、親子で協力してうまくお素麺をつかむことができました。

お素麺がみんなのお腹に程よく満たされたところで、いよいよ「お楽しみ」登場です。
なんと、変わり種を流します!
これが本日のお楽しみの具。

白いボールに盛られたトマト、キュウリ、みかん、トウモロコシの食材の写真
ボールに盛られたゆでて殻をむいたうずら卵の写真

トマトやキュウリ、みかん…黄色い黄色い小さなものはトウモロコシ。
右の白いものは何と、うずら卵!
レポートしながら、こちらまで楽しくなってきてしまいました。

レールを流れてくるミニトマトやみかんを箸ですくおうとする園児と保護者の方の写真
箸を持って野菜をすくおうとする園児の方の写真
レールの前に並んで流れてくる野菜をすくおうとする園児の皆さんの写真
園児と保護者の皆さんがレールの前に並んでそうめんをすくっている写真
猫、イルカ、像の形に型抜かれた人参を手のひらに乗せている写真
プチトマト、とうもろこし、きゅうりが盛られたボールの写真

にんじんも楽しめるように、ネコの形やイルカの形にくり抜いてあります。
これらの具は、保護者の方々が持ち寄ったそうです。
真っ赤なトマトは、園児の祖父の方の自家製でした。
トマトのお味は甘くて好評でしたよ。

木陰の下でのイベントは初夏の風情がたっぷりです。

桜の木の下に集まる参加者の皆様の写真

流しそうめんの後は、竹とんぼ飛ばしです。

スタッフの方から竹トンボをもらい喜んでいる園児の皆様の写真
かごにある用意された竹とんぼの写真
スタッフの方に付き添われ竹とんぼで遊ぶ園児の皆様の写真
スタッフの方から竹とんぼの遊び方を教わる園児の方の写真

さて、みんな上手く飛ばせたかな?
たけのこ会のみなさまは園児にとっては、おじいちゃん位の年代の方々。
竹とんぼのコツを子どもたちに伝える姿、熱が入ります!

やまと新発見の会の方々の協力による平和幼稚園での流しそうめん大会は、昨年に続き今年で2回目ということで、子どもたちを始め親御さまも楽しみにされていたようです。

たけのこ会は身近にある「竹」に着目し、児童や地域の方々にものづくりの喜びと竹の利活用の取り組みを各地で実践しておられます。今回使用した竹は数日前に山で切り、子どもたちがけがをしないよう、キレイに面取りをして節も取り除く作業をしてくださいました。おかげで怪我もなくみんなが楽しめる会になりました。

私も写真を撮りながら水をたたえた素麺の滑り台(竹)をじっくりと見たのですが、竹はとても地肌が美しく、透き通っていました。そんな竹の美しさや風合いなども、子どもたちにはまだ難しいかもしれませんが、楽しみを通して伝わっていけば幸いではないかと思いました。

今回は流しそうめんイベントでしたが、親子で楽しみながら「季節の食」について触れ合う機会を持つことは、食育学習のひとつになると考えます。

未来を担う子どもたち、色んな経験を通して竹のようにたくましく大きく成長していって欲しいですね。