まちかどレポート417

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート417 アゴラ太鼓結成20周年記念 和太「鼓」ミュニケーション

(まちかどレポーター アライ)

アゴラ太鼓結成20周年記念 和太「鼓」ミュニケーション(平成27年9月14日掲載)

9月5日(土曜日)午後4時から、やまと郡山城ホール 小ホールで、NPO法人アゴラ音楽クラブによる『アゴラ太鼓結成20周年記念 和太「鼓」ミュニケーション』が行われました。

太鼓の演奏を披露する人々の写真

「アゴラ」というのはギリシア語で「広場」という意味で、古代ギリシアの都市国家の中心にあったアゴラは、多くの人が集い、マーケットが立ち、演説をしたりパフォーマンスを披露したり、情報の発信源としての役目も果たしていました。アゴラ音楽クラブは「音楽を通じてコミュニケーションの輪を広げ、活発な音楽活動を展開していくことを目的としている」とのことです。

舞台上で太鼓を叩く人々の写真
太鼓を叩く人々の写真

「アゴラ太鼓」は、1995年に結成された、知的ハンディを持つ子どもたちとその家族で構成される和太鼓チームのことで、NPO法人アゴラ音楽クラブの運営となります。「アゴラ太鼓」は、古タイヤを太鼓に見立てて練習を開始したことが始まりだそうです。

和太鼓の演奏をする人々の写真
ステージ上に集まる人々の写真

同コンサートでは、和奏ユニット「蓮風RENPU」、往馬大社太鼓連「鳴神」がゲスト演奏をおこないました。「蓮風RENPU」は、津軽三味線や太鼓をはじめとする日本の伝統楽器を扱う和奏ユニット。「鳴神」は往馬大社への奉納演奏を中心に「アゴラ太鼓」への指導もされているとのことです。両ゲストのコラボになる太鼓演奏は素晴らしいの一言でした。

そして、「アゴラ太鼓」が「蓮風RENPU」や「鳴神」に劣るわけではまったくありませんでした。自閉の人、ダウンの人などそれぞれがリズムをとって太鼓を叩き、ダンスを舞う姿は、「蓮風RENPU」や「鳴神」に勝るとも劣らぬ素晴らしさだと思いました。おそらくはかなりの練習を積まれてきたのでしょう。観せてもらっているこちらが、何かが湧き上がってくるような気持ちになりました。私の子供も自閉症で20歳。ハンディがあっても何だってできる、そういう印象を強く持ったコンサートでした。観に行って良かったです。