まちかどレポート432

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート432 自治体連携プロジェクト 柳沢吉保サミット

(まちかどレポーター 丸山)

自治体連携プロジェクト 柳沢吉保サミット(平成27年11月26日掲載)

11月22日、やまと郡山城ホールで「自治体連携プロジェクト 柳沢吉保サミット」が開催されました。
内容は、福留真紀長崎大学准教授による「柳沢吉保―その虚像と実像」と題した講演と、柳澤吉保公に関係する自治体及び柳澤家現当主の7人によるパネルディスカッションでした。

ステージ上で並ぶ男性たちの写真

今回のサミットでは「一緒に考えてみませんか」「いかにして悪名は作られたか」をテーマにして意見交換等をしました。

マイクで話す男性の写真

上田市長挨拶。今地域に活力を取り戻す為には、ふるさとに対する夢や誇り、自信を持って未来を見つめる一方で、様々なつながりやゆかりに満ちあふれた過去に感謝し、先人の努力に学ぶことが大事です。本サミットでは柳澤吉保公の人物評価をめぐる取り組みを通じて、今後、新たな自治体連携の姿を探りたいものです。

福留真紀長崎大学准教授のお話の取りまとめとしては、吉保公の実像は、「個性派将軍徳川綱吉の側近として、図らずも大名に対して、権力を持つ存在になり、大名からは階層秩序を乱す存在と見られた。」「どんなに自らを律しても、決局は「悪役」を務めさせられた損な役回りの人物だったと思います」と話しておられました。

パワーポイントが映されたモニターの写真

福留 真紀 准教授の講演はパワーポイントを使って、分かりやすい講演内容でした。

下を向く女性の写真

僕個人の感想は、吉保公が川越城主の時代の「三富開発」という大改修工事や甲府城主時代の城下町の整備、周辺農村の整備、甲州名物の発掘等々、山梨県の発展の基礎を築いたことをもっともっとPRしたほうが良いと思いました。これからは、柳澤吉保公の本当の姿、実績(プラス材料)に趣きを置くべきではないかと思いました。

並んで座る人々の写真

パネルディスカッションのパネリストは、柳澤保徳・柳澤家11代当主、白倉政司北杜市長、伊藤明川越市教育委員会教育長、成澤廣修東京都文京区長、樋口雄一甲府市長、福留真紀長崎大学准教授、上田清大和郡山市長の皆さんです。7人のパネラーの和気あいあいの中で、活発な意見交換がなされました。

マイクで話す男性の写真

コーディネーター役の疋田文明さん。多面的な問題提起で、パネラーの皆さんの活発な意見交換を引き出しておられました。