まちかどレポート440

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート440 第5回大和な雛まつり

(まちかどレポーター 丸山)

第5回「大和な雛まつり」(平成28年2月25日掲載)

3月3日は「ひな祭り」。女の子の健やかな成長を願い、美しいひな人形を飾ってお祝いする、日本の春の伝統行事です。元々は女の子の為のお祭りではなく、邪気が入りやすい季節に「穢れ」を祓うための儀式でした。
穢れを移すための身代わりである形代として使われていた人形(ひとがた)。
人形作りの技術が発展し、素材も藁や紙など質素なものから、立派なひな人形ができ、ひな人形は流すものから飾るものへと変化しました。
特に江戸時代以降、ひな人形はその家の財力の象徴として華やかさを増してゆき、最初は内裏雛だけだったものから、二段、三段…七段と、豪華な雛壇を飾るようなっていきました。

時代が変わっても、雛まつりは多くの人々の幼いころの大切な思い出につながっています。人形には、夢・憧れ・喜び・願い・祈りが込められています。
みなさん、今年も大和郡山市の旧城下町の「大和な雛まつり」を巡って、一年に一度のひな人形たちのお祭りを楽しみましょう。
なお、「大和な雛まつり」は3月6日(日曜日)まで実施されています。
「大和な雛まつり」メーン会場の旧川本邸と江戸時代に両替商を営んでいた葉本家の写真を撮ってきました。ご覧ください。

室内につるされたつるし雛の写真

旧川本邸。立派なつるし飾りです。

屋外に飾られたつるし雛の写真

旧川本邸の玄関。つるし飾りが良く似あいます。

記念撮影をする女性たちの写真

旧川本邸の展示作品製作者と関係者の皆さんです。
素晴らしい展示、ありがとうございます。

同じポーズをする着ぐるみと女の子の写真

連日多数の来訪者が来られる旧川本邸。

建物の前に集まる人々の写真

江戸時代には両替商だった葉本邸の玄関先。
家内に入った来場者は江戸時代の風情にタイムスリップして楽しみました。

机の上に並べられた書物の写真

葉本邸の家伝来の品々です。

ひな壇に飾られた建物の模型の写真

葉本邸の雛飾り。御殿飾りは見ごたえ・迫力いずれも素晴らしい。

壁に飾られた武具の写真

葉本邸伝来の武具等も展示されています。