まちかどレポート441

更新日:2021年03月19日

ページID 2534
まちかどレポート

まちかどレポート441 小泉神社の御田植祭

(まちかどレポーター アライ)

小泉神社の御田植祭(平成28年3月1日掲載)

御田植祭ののぼりと階段の写真

2月11日、大和郡山市小泉町の小泉神社で「御田植祭」が執り行われました。

同名の祭りは奈良を始め各地に伝わっており、「おたうえまつり」や「おんだまつり」など何通りかに呼ばれる予祝・豊作祈願の祭りです。まちかどレポート434では、まちかどレポーター丸山さんが「植槻八幡神社の御田植祭」をレポートしてくださっています。

神社の神殿の正面の写真
神殿の前で儀式をする神職者の写真

多くの御田植祭では、その名の通り神前にて、複製された農機具を用いて田植えの所作が真似られます。また同社の祭りでは、牛(の装束をした人)に雨に見立てた砂をかけるため、別名「砂かけ祭り」とも呼ばれています。

儀式をする2人の神職者の写真
神殿の前のお供え物と神職者の写真
儀式を行う神職者の写真
屋外に置かれた木製の道具の写真

祭りの終盤では苗代に見立てた「松苗」を地に並べ、その松苗を持ち帰ると厄除けなどのご利益があるとされています。元は神霊力を自分の田畑に持ち帰り豊作を祈願する呪術行事だったのでしょう。

牛の装束を着た人の写真
地面に手をつく巫女の写真

最後に「御供撒き(ごくまき)」としてミカンとお餅が撒かれます。天候に恵まれ、大勢の人で賑わう良い雰囲気のお祭りでした。