まちかどレポート446

更新日:2021年03月19日

ページID 2529
まちかどレポート

まちかどレポート446 珍しい馬上杯の起源とは…

(まちかどレポーター 丸山)

珍しい馬上杯の起源とは…(平成28年3月31日掲載)

3月13日の薬園八幡神社でのお茶会で珍しいお茶碗を拝見しました。
気になったので、川本先生に少しお聞きしました。以下に少し紹介します。

馬上杯とは、中国内陸のモンゴルあたりの騎馬民族等が馬に乗ったままでお酒を飲むときに、使用した杯が起源だそうです。高台を片手に掴んで飲み、紐を通す穴が開いているものもあったらしく、「腰等にぶら下げて馬に乗っていたのでは?」と僕個人的には想像しています。

茶道では、その形の面白さと馬上で飲んだ、という古文書の記録等に基づき、2月の初午の連想で、2月の初めころの季節の風物として扱われているそうです。そして、今回使用された馬上杯は慈光院さんで作製されたものだそうです。

着物を着た女性たちの写真

お茶を接待する皆さんの役割もそれぞれ異なっています。

絵付きの茶碗の底の写真

高台が通常使用している茶碗とこんなに違います。

机の上に並べられた多くの器の写真

通常の茶碗の高台はこんなに低いのです。

抹茶を楽しむ人々の写真

馬上杯で抹茶をいただきます。