まちかどレポート448

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート448 ご当地すろくと貝あわせ遊び~大和民俗公園にて

(まちかどレポーター 後藤)

ご当地すろくと貝あわせ遊び~大和民俗公園(平成28年4月20日掲載)

3月21日(月・祝)大和民俗公園内旧臼井家住宅にて、市民グループいろどり大和郡山主催のイベント「むかしのおうちde昔あそび~ご当地すごろくと貝あわせ」が行われました。
グループは大和郡山の見どころ等を市内外の子どもたちに伝えたいと考え、今回はその第1弾としてすごろくの持つ「遊びながら学べる」特質に着目し、平成27年4月より「やまとこおりやまくるり一周お散歩すごろく」を作成してきたそうです。

昔ながらの家屋の入口の写真
和風の部屋に集まる人々の写真

さあ、賑やかにすごろく遊びが始まりました!
人はサイコロを目にすると何故か夢中になり、大人も子どもたちと一緒になって楽しんでおられました。
すごろくは子どもから大人まで幅広い年齢層で楽しめる遊びなのでファミリーでの参加も多く、大和民俗公園の古民家も久々に賑やかな声が響き渡っていました。
また当日は古民家のかまどにも火が入り、昔懐かしい独特のにおいの中、ちょっと昔にタイムスリップした気分になりました。

屋内ですごろくをする人々の写真

こちらの写真は、ゴール寸前の攻防の模様ですね。さあ、誰が勝ったのでしょうか?
グループが作成したすごろくは大和郡山の史跡や名所を紹介するもので、スタートは矢田地区一の矢塚、ゴールは大和郡山のシンボルともいえる郡山城を目指すという内容です。
大和郡山をぐるり一周、散策する疑似体験ができますよ。

実際に遊ばれた方々は「勉強になった!」とか、「知らない事がたくさんあったよ」などという感想もあり、昔から長く伝わるものに秘められた知恵に、改めて触れることができました。

すごろく遊びのあとは、桃の節句にちなんで貝あわせ遊びが始まりました。
貝合わせとは神経衰弱と似ていますが若干違いがあり、平安時代から伝わる雅な遊びは初体験の参加者も多く、盛り上がっていました。

貝合せ遊びをする子どもたちの写真
赤いマットの上の貝を見つめる子供の写真
赤いマットの前に集まる人々の写真

ハマグリは対になる貝でないと2つはピッタリと合わないのです。
うまく合ったら貝の中に描かれている絵を確認。同じ絵がしっかりチェック!
貝合わせは観察眼が問われるため、何度も間違えることは恥とされ集中力を高める鍛錬になるともいわれました。

物事を好きになる原点は、どんな形でも良いのでまず興味を持つことからスタートします。
グループは今後も試行錯誤しながら、子どもや大人の方々にわかりやすく大和郡山の魅力を伝えていく活動を計画されているようです。

暖かくなるこれからの季節、さあ郡山を歩いてみませんか?