まちかどレポート454
まちかどレポート454 「一休さん」に愛を(松尾寺)
(2016年8月19日撮影 まちかどレポ-タ-安江)
「一休さん」に愛を(松尾寺)(平成28年8月22日掲載)
これは、小学生3~6年生の男の子を対象に、小坊主修行を通じて心身共に逞しく、そして優しく知恵のある現代版『一休さん』を育てようというものです。
今夏休みに、第121回~123回(各2泊3日)が開催されました。
毎年毎回、市外・県外からたくさんの参加があるようです。
122回目は、106人の一休さんが修行していました。
2日目の6時:起床、7時:座禅、7時30分:食事、8時30分:作務(掃除)、9時30分:法話を「まちかどレポート」させていただきました。
眠そうだった子も、座禅となると背筋をピンと伸ばし、手の形もばっちり。
瞑想、精神集中です。
朝食は、白粥と梅干。班長達がテキパキとお茶碗に入れ、お茶を配ります。
畳に座り、感謝の気持ちでいただきます。…母親の気持ちでそっと聞いてみました。
…「足は痛くなかった?粥だけではお腹がすかない?…」
「大丈夫、習字は座ってやってるから…」「昨日はちょっとお腹がすいたけど、今日は、慣れました!」…アッパレ!
作務の時間には、本堂の拭掃除や草引きに汗びっしょりになりながらも初めての修行に、友達もできて楽しそうな雰囲気。
参加した感想は?…と聞くと
どこに載せてくれるの?名前もフルネ-ムで載せてや!
写真も撮って!…さすがに現代版・一休さん、サ-ビス満点で話してくれました
ご住職も「一休さんのインタビュ-は、誰でもたくさん聞いてください」と。
- 上村 春希君(王寺小6年):仏像が好きで4年生の時に参加しました。今年は最後になるのでたくさんの友達を作りたいと思って今年も参加しました。
- 田中 大翔君(菅原小4年):思ったより楽しかった。修行ができてよかった。お経の紙を大事にして、家でもお経を唱えたい。
- 村井 駿介君(登美ヶ丘小3年):心が鍛えられた。足は痺れたけど、我慢できるようになった。
- 藤原 睦生君(兵庫県内小4年):友達ができてよかった。また来たい!
- 山田 陽大君(三北小3年):思ったより楽しかった。修行(座禅)も足が痛くなかった。
- 西田 雄翔君(二上小6年):挑戦心が高まった。我慢強くもなった。(...すばらしい感想でした。)
平野主監長から、「この時期でなければできない『しつけ』をしなければならないと知っていただきたい。」と教えられ、
一休さんたちに「感謝の心と思いやりの心が大切です。何が大切か、を考えながら『思いやり』と『感謝』の気持ちを表すことが大事です。相手の立場に立って感じることが大事です。強いやさしさをもっていれば、困難を乗り越えていく力が、大きくなっていきます」と法話されました。
確かに…。心に沁みるお言葉でした。
更新日:2021年03月19日