まちかどレポート456

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート456 「筒井順慶まつり」が開催されました

(まちかどレポーター アライ)

「筒井順慶まつり」が開催されました(平成28年9月23日掲載)

9月11日(日曜日)、大和郡山市筒井町の筒井城跡で「筒井順慶まつり」が開催されました。
筒井順慶は洞ヶ峠で日和見を決め込んだように伝わりますが、それは史実ではなく後世の流布になる悪しき噂です。その順慶公を顕彰する祭りが「筒井順慶まつり」です。祭り当日は、時代行列や火縄銃の演武などの演目が盛りだくさんに催されました。

筒井城跡の入り口の写真
建物と庭の写真

筒井城跡より少し北にある光専寺では、祭りの当日、筒井順慶公座像(市指定文化財)が公開されていました。

筒井城跡に集まる人々の写真

筒井城跡には、地元自治会や有志の方々による模擬店がたくさん並びます。人出も驚くほど多く、美味しそうな匂いがあちこちから漂ってきて、 会場はいやが上にも盛り上がります。

火縄銃の祝砲にて開幕。
そして時代行列「筒井順慶甲冑隊」の出陣です。
順慶とその脇には島左近・松蔵右近が並びます。

武士の格好をした人たちが並んで立っている写真

順慶役、実は市長の上田清氏です。

順慶の格好をした人の写真
武士の格好をした人が他の人と隊列を組みながら道路を歩いている写真

行列は筒井城跡から近鉄筒井駅までを往復します。暑い中、みなさん大変かもしれませんが、見ているとなかなかカッコいい!

武士の格好をして隊列を組んで道路を歩いている人たちの写真
武士の格好をして隊列を組んで道路を歩いている人たちの写真

時代行列の間の筒井城跡での、子供たちによる、水鉄砲を利用した「水攻め合戦」の様子です。陣笠に付けられたポイのような的を狙います。

水鉄砲をもった子どもたちの写真
傘の上にポイのような的がついている写真

今年が初めての披露となる「順慶踊り」。女性の踊りですが勇ましさも取り入れられています。

着物を着た女性が並んでいる写真
着物を着た女性が間隔を取って並んでいる写真

「やまと獅子太鼓」の演奏。太鼓の音がリズミカルに力強く響き渡ります。実に素晴らしい、心に響く音色です。

太鼓を前に各々並んで待機している写真
太鼓を叩いている人達の写真

「大和志斬会 南道場」による演武。用いられるのはなんと真剣です。

真剣を構えてわらの前にいる人の写真
真剣でわらを斬っている写真
袴の格好をして並んで立っている人たちの写真
真剣でわらを斬っている写真

「大和志斬会」には忍者もおられるとか。市長さんも会員だそうで、見事な腕前をご披露下さいました。

火縄銃を構えて並んでいる写真
火縄銃を一斉に発射したときのもうもうと煙が立ち込めている写真

「大阪城鉄砲隊」による火縄銃の発砲演武。空砲ですがその音がすごい。実際の音もこんなだったのでしょう。

火縄銃の演武の後は抽選会がたいへん盛り上がりました。 祭りには、県立大和中央高校、県立ろう学校、奈良女子高校の生徒さんたちも模擬店や時代行列で参加しており、ほかにも年々参加者や観覧者 が増えてきているそうです。下記は、大和中央高校の生徒さんが「金魚釣り」で扱っていた金魚です。可愛く作られていて、中にはお菓子が詰められています。

金魚の見た目をしたお菓子が詰められた袋の写真

9月とはいえ当日はかなり暑く、時代行列の参加者には汗だくの人もいました。が、どちらを向いても大人にも子供にも笑顔が見られました。順慶公も笑顔で見ておられたことでしょう。
下記は時代行列で担がれた順慶公の木像です(光専寺の物ではありません)。

順慶公の木像の写真

さほど大きくない町の祭りでありながら、盛りだくさんの催しや手作りの模擬店があり多くの人出で賑わうなど、本当に盛り上がるお祭りでした。これからもますます発展していってほしいものです。