まちかどレポート465

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート465 デッカイ夢を託して「大和橘」!

(2016年12月1日撮影 まちかどレポ-タ-安江)

デッカイ夢を託して「大和橘」!(平成28年12月12日掲載)

橘街道と書かれた木製の看板と、みかんの木の写真
収穫された大量の大和橘の写真

橘街道は、古代の中ツ道(平城京と橘寺・明日香村を結んだ古道)で、「大和橘」は、環境省の絶滅危惧種に指定されている品種だということをご存知ですか?

万葉集にも詠まれた「橘」。葉や果実の香り&成分を有効利用できるのではないかと「なら橘プロジェクト推進協議会」が、5年前に石川町に植えたものです。県内にすでに約2,500本が植樹され、新春には柳澤神社や法隆寺などにも予定されています。

奈良県内の神社や寺院が紹介されている掲載物の写真
大和橘の実を笑顔で収穫する女性の写真
収穫した大和橘の実を笑顔で掌に載せる男性の写真

12月1日には、2回目の収穫祭を開催し、当プロジェクト会員や地域の人、橘の研究学生達が参加しました。
収穫の後、橘の効能を研究している近畿大学農学部・富 研一助教授は、「葉から採れる精油は、血流量の増加や保湿作用、また香水など多くの用途が期待できるのではないか」と講演されました。

プロジェクターの画面と講演者の説明を受ける、橘プロジェクト推進協議会参加者の様子

「なら橘プロジェクト推進協議会」は、「大和橘」や「橘街道」を再興し、「大和橘」を植樹し収穫して、地域発展、商品開発など奈良ブランドとして日本全国へと発信する活動をされています(下写真は、代表 城 健治さん)。当プロジェクト「大和橘オーナ-ズ」に、あなたも参加してみませんか?

中ツ道を大和橘の並木道にしよう!という広告物を手にして大和橘オーナ-ズプロジェクトのPRをしている男性の写真

橘の食味感想は…
果汁はレモンより甘く、果皮は柚子より薄くて、丸ごと食べれて香りもよく美味でした。

収穫された大量の大和橘の写真

橘は、直径3センチぐらいの小粒なので、お正月には、可愛いお鏡に載せるとグッドで、お雛さまの飾りには「右近の橘」です。また、橘使用の飴や和菓子、お茶は歴史のある城下町郡山に、大変マッチしています。ご覧ください。

大和橘を使用したお饅頭、煎餅などの和菓子が白い長方形の皿に盛りつけられている写真
大和橘の果皮を使って香りをつけたフレーバー緑茶の写真
大和橘を使用した煎餅と琥珀糖が粉引調の白いお皿に乗っている写真

お問い合わせは、「なら橘プロジェクト推進協議会」まで(電話番号0743-59-0295)。