まちかどレポート477

更新日:2021年03月19日

ページID 2498
まちかどレポート

まちかどレポート477 オンリ-ワン・スト-ルof indigo(藍)

(2017年3月8日撮影 まちかどレポ-タ-安江)

オンリ-ワン・スト-ルof indigo(藍)(平成29年3月16日掲載)

上の方が赤っぽく下三分の二が藍色の暖簾がかけられたふれ藍工房を外から見た写真
藍色に染めた布を持ちエプロンとゴム手袋を付けた白髪の男性の写真

大和郡山で本藍染を復活させたという工房、「ふれ藍工房 綿元(わたげん)」で、藍染体験をしました。

オーナーの藍染師・西井 康元さんの作品は、「城ホ-ル」などの個展を拝見していましたが、体験を前に「目からウロコ!」、楽しい話を、たくさんお聞きしました。

大きな藍染めの布が二枚展示された隣でポスターサイズのものを持ち解説する男性とそれを聞く人複数の写真

正倉院にも、藍染の宝物がたくさん保管されていること。
戦国時代には、藍で染めた布は丈夫で虫や蛇を寄せ付けないので重宝されていたこと。
江戸時代には藍染と相性が良い木綿が、日本でも作られるようになり、庶民や武士にとって一番身近な染物になりました。この時代のスクモを使った藍染めを本藍染というそうです。
ジーンズは、現代を代表する藍染製品で、インド藍や合成藍で染められているそうです。

工房ロビーには、お洒落な創作作品が展示されていました。

藍染めで描かれた景色の大きな作品が壁に3点かけられ、その下の台に他の写真作品が展示されている写真

そして、ワクワク・ドキドキの体験…皆さんの真剣な顔…。

藍染め体験を実際に行っている女性6名の写真
しゃがんで布を水につけて藍染をしている男性の写真
藍染体験をしている三人と解説のひと一人の写真
外の物干しに藍染をした布を干している写真

藍染とは、還元状態(酸素を失うこと)の藍に浸け、繊維に色素を浸透させ、空気や水に触れさせる(酸化させる)ことを繰り返し、色素を濃く固定させることです。

参加者の合言葉は、「何回目?」でした。

完成まで、藍の液体に約50秒間浸けた後、勢いよく水にさらす…を約10回繰り返しながら、藍色の濃淡をつけました。
完成作品を手にした参加者の輝く笑顔。

染め終わった布を見せている男性の写真
染め終わった布をみせている女性の写真

アイデアサポ-ト事業の「大和郡山城跡愛好会」のみなさん、お世話いただき、ありがとうございました。

コルクボードに貼付けられた体験教室の案内の看板の写真

藍染体験教室等の問い合わせは、「ふれ藍工房 綿元」電話0743-52-2328(9時~17時)・近鉄郡山駅北へ徒歩10分・「城ホ-ル」東門前(北郡山町244)へ