まちかどレポート480

(2017年3月6日撮影 まちかどレポ－タ－・安江)

平和小学校の近くに美濃庄交番があります。
そこには、小林 成光(しげみつ)さんという、お巡りさんが駐在され、平和校区の幼児童たちの登下校の安全を、毎日「地域の見守り隊」の方たちと一緒に、見守っていただいていました。
その小林さんは、この3月末に定年を迎えられます。

そこで、平和小学校の全児童と先生たちが、「感謝の会」を企画。
児童1人1人のお礼の言葉に代えて「ビリ－ブ」の歌を、1年生から6年生まで全員で、そして先生たちも一緒に心を込めて歌い、小林巡査部長に8年間の見守りの感謝の気持ちを伝えました。

そして、花束や、校長先生からの感謝状に添えて、全校生が、一言メッセ－ジを書いてプレゼント。小林さんは、メッセ－ジを読みながら思いがけないサプライズに、「一番の宝になりました」と、思わず胸が熱くなったご様子…。

「いつも、会ったら挨拶してもらって、うれしかった」「ちょっと、淋しくなります」などなどの児童たちの声を後に、笑顔を残して平和小学校を出ていかれました。

校長室には、平和小学校の、地域と学校の協働活動を賞する文部科学大臣からの大きな表彰状(平成28年12月8日受賞)が飾ってありました。

河合校長先生は、「地区公民館の水彩クラブや書道、津軽三味線クラブ、またJAや賣太神社などとの交流を通して、家庭と学校・地域が連携・協働して子供たちの成長を育む取り組みが評価されたのではないでしょうか…」と。

…なるほど、郷土の文化と教育の大切さを再認識するとともに、小林さんの毎日、登下校する子ども達を見守る温かい笑顔が重なって浮かびました。