まちかどレポート312

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート312 「ワンフレーズ」で愉しんだ「小泉城址散策」

2013年1月31日撮影 (まちかどレポーター 安江)

ワンフレーズで愉しんだ小泉城址散策(平成25年2月27日掲載)

古い家屋の傍を歩くオレンジ色のウェアを着た年配男女などの写真

JR大和小泉駅から小泉神社-小泉城跡-庚申堂(こうしんどう)-慈光院-小泉大塚古墳を散策しました。
ワンフレーズと併せてお愉しみください。

富雄川の手前におられる楠地蔵は、楠の化石の仏様が下流から逆流してきたという。

上流から木が生い茂る下流に向かって流れる浅い川の写真
地蔵にお供えがなされている写真
『下流から 流れ来ました 地蔵さん』

小泉神社の本殿は、室町時代後期の建立で重要文化財。地域の守護神です。

『伝統の 地域の誇り 秋祭り』

(この日は2月11日の田植祭りの準備をされていました。)

神社を少し離れたところから眺めた写真
『山門は お城の門を 移築した』
青空と周りには木が生い茂る場所にある鳥居が見える写真
神社の山門に陽が差している写真

(山門は、高麗門すかし門・陣屋大手門で小泉城から移築されたという)

小泉城跡は、東に富雄川、西に芦川、北に丘陵、南に湿地帯に囲まれた要害の地。

『小泉に 自然の要塞 城の跡』

小泉城址の案内板の画像
黄色いウェアを着た年配男性が紙に書かれた文章を読んでいる写真
大きな碑の周りに緑が植っている写真
周りが草場が生い茂る池が、遠くには家屋が見える写真

誇りあり 武士(もののふ)茶道の高林庵(こうりんあん・片桐邸)』

青空と川の両岸にある緑の写真

親子塚

育ての親の仇のため、諸国遍歴。やっと見つけた敵は実父とわかり、実父は仲裁時の過ちと告げ自害し、子も自害。

文字が書かれた石造の周りを高い木々が生い茂っている写真
『親子塚 実父が仇 ああ哀れ』

庚申堂

天台宗で比叡山延暦寺の末寺。橘寺の住職が兼務されています。

庚申堂の写真
庚申と書かれた文字を指差す女性の写真
青空の下、瓦屋根の神社の正面の写真
玄関に下げられた紅白のものの写真

見たことありませんか?

『信仰の 心をつなぐ 庚申さん』

庚申信仰とは…

中国道教の三尸説で、庚申の日に天に上り悪事を告げるという。告げられては困るので、地元の人が集まり徹夜で監視する。懇談飲食もあるが、農民のガス抜きの意味もあるという。

これは、くくり地蔵というそうで、いろいろな説があります。

「まちかどレポートNo.134」まちかどレポーター丸山さんの記載では、庚申さんに仕えるお猿さんが欲望に任せて動き回るのを抑える為、くくりつける、の意味。その他「庚申さんのお使いの申で、魔除け。家の中に災難が入らぬよう身代わりをする」の意味など、ホームページで検索すると、各所でいろいろ伝承があるようです。

慈光院

片桐貞隆の菩提寺で、茶室・書院は重要文化財。庭園は枯山水書院、名勝指定

『静寂の 雰囲気漂う 慈光院』
石畳に続く慈光院の入口の写真
『楼門は 幽玄世界の 入り口か』
茶色の壁の楼門の入口の写真

小泉大塚古墳

4世紀の古墳で、市内で一番古い前方後円墳(直径50メートル、前方の長さ80メートル、高さ7メートルの竪穴式)

『わが町で 一番古い 古墳なり』

小泉大塚古墳の上に大木や葉のない木々が植っている写真

ボランティアガイドの山下会長作の、楽しい5・7・5フレーズを味わいながら「大和郡山を歩こう」マップの『三つの城めぐり』コースを利用しました(観光協会などにも置いてあります)。

地域の歴史、文化財、風土、加えて「ガイド」さんならではのミニ情報に、新発見&再発見(ワクワク)、人に出会い(ドキドキ)でした。 

次回は、郡山城址付近の散策&575フレーズを紹介予定。

問い合わせは、市観光協会(電話0743-52-2010)まで。