まちかどレポート321

まちかどレポート321 県立民俗公園の春到来と古民家の新発見
(まちかどレポーター 丸山)
県立民俗公園の春到来と古民家の新発見(平成25年4月1日掲載)

県立民俗公園で見つけた桜。大和民俗公園内には、移築復原された江戸時代に建てられた民家が15棟あります。その内の一つに臼井家住宅があり、その傍らで可愛い桜と出会いました。

臼井家は旧高取城大手へ通じる道の北側に屋敷を構え、屋号を「伊勢屋」と称し、藩の公用伝馬の役を務めるかたわら、酒、醤油の販売を営むほか、大年寄をも務めたそうです。この臼井家住宅の土間の柱の多数の傷は、280年余り前の鎌立て跡です。この傷跡は半農・半商で、農閑期に酒、醤油の販売をしていた証ですよ。

これは珍しい溝を持った敷居です。その名前は「突き止の溝」と言います。

色とりどりの花が咲き、民俗公園内も華やかになりました。
更新日:2021年03月19日