まちかどレポート323

更新日:2021年03月19日

ページID 2652

まちかどレポート紹介

まちかどレポート

まちかどレポート323 三の丸歴史愛好会県外研修

(まちかどレポーター 丸山)

三の丸歴史愛好会県外研修 桜の津山城下をめぐる。(平成25年4月22日掲載)

三の丸会館を拠点に大和郡山の歴史などを学ぶ活動をしている「三の丸歴史愛好会」が、平成25年4月12日岡山県津山市で県外研修を行うとのことで、メンバーの一員となって行ってきました。その様子をお伝えします。

青空の下、芽吹き始めている桜の並木の枝を前に、奥へと伸びる石垣とその先にある白壁に青瓦の櫓の写真

津山城、本丸に復元された備中櫓

石垣の下に置かれた立派な瓦屋根付きの説明板の前に集まる人たちの写真

津山城は森忠政が1612年186,500石に封ぜられ築城したことに始まります。ちなみに、初代藩主忠政は、1582年本能寺の変で織田信長の下で戦死した長定すなわち森蘭丸の弟にあたります。

高く積み上げられた石垣の上に生えて枝を広げ美しく咲き誇る桜の木と、それを下から見上げる人たちの写真

津山城は森氏並びに松平氏の居城でした。国指定史跡で面積は91,110平方メートル。
大和郡山城跡の桜と同様、桜の名所100選に選ばれています。

小高い石垣の上、花開く桜の枝の下で横一列に並び眼下に街の様子を眺める参加者たちの写真

天守台で城下の惣構えと城下町と侍町及び寺町等の特徴を学習しました。
町づくりは郡山の箱本十三町と良く似ていました。なお、当日の研修参加者は32名でした。

眼下に山並みと街を望む大きく立派な天守台と、その外殻に登るため内部に造られた石段の様子の写真

360度の見晴しが素晴らしい天守台。
天守には、地下の石階段から登っていた事が良く分かります。

水面に水草が漂う大きな池の向こうに整然と広がる緑の芝生に庭木が美しい庭園の写真

衆楽園。津山城址から約10分ばかり歩くと衆楽園に着きます。回遊式庭園で津山藩主森氏二代長継公が他藩の使者を謁見する場所として明暦年間すなわち1655年~1658年に築いたそうです。

庭園に立つ、帽子を被りクリーム色の上衣を着て軍手を付け資料が入ったクリアファイルを首から紐で提げた講師の方の写真

講師の長田先生です。何時も分かりやすい解説して頂き有難うございます。

黒い瓦の屋根と庇に白壁のコントラストが美しい建物が道に沿って並んでいる様子の写真

出雲街道は城東の町並み保存地区で、現在、写真の通り美しく整備されています。