まちかどレポート343

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート343 再発見ウォーク「矢田地区の古墳を訪ねて」

(まちかどレポーター 丸山)

再発見ウォーク(平成25年11月12日掲載)

平成25年11月6日(水曜日)、再発見ウォークシリーズで矢田地区の古墳を訪ねました。

当日のウォーキングコースは以下の通りでした。
松尾口バス停~笹尾古墳~小泉大塚古墳~割塚古墳~歌ヶ崎廟~高専前で、総距離は約5.2キロメートルです。

早朝は少し肌寒い感じでしたが、日中は暖かく絶好のウォーキング日和でした。
当日は60人程度の参加です。良く参加しておられる常連の方が多かったです。

現地では、ボランティアガイドさんの丁寧で分かりやすい解説を聞きました。矢田地区には沢山素晴らしい個性豊かな古墳があるようですが、その保存や管理状況についてあまり知られていないのが現状とか…。

もっともっと情報発信して、「郡山市内に素晴らしい遺跡がある事を皆さんに知っていただきたいなあ!」と思いました。

背中にリュックサックなどを背負った大勢の参加者の方々が広場で輪になって集まっている様子の写真

スタート地点の松尾口バス停です。

古墳の入口へと続く暗い木陰の下を列になって歩く、背中にリュックサックなどを背負い帽子を被った参加者の一行の写真

笹尾古墳。1982年、宿舎建設工事に伴い発見・調査されたそうです。
径27メートルの円墳。盗掘による破壊があり、家型石棺の破片や須恵器等が出土しました。

古墳内部の暗い石室へと続く石組みの通路を正面から捉えた写真

笹尾古墳は、両袖式横穴石室(玄室長4.5メートル・幅2.5メートル)、羨道(長8メートル・幅1.9メートル)。
立派な石組は感動的です。

晴れた空の下、駐車場越しに望む小高い丘にある雑木林と建物の写真

県道方向から菩提山古墳群(体育館と左の雑木林群の周辺)を望む。

道端の草の茂みの中に立つ「小白水」と文字が彫られた白い石柱の写真

江戸時代の小泉藩主の茶道の水は、この小白水の石碑の周辺一帯から汲まれていたそうです。

青空の下、石組みの擁壁と白いフェンスの向こう側に小高い丘となって鬱蒼と茂る林の様子の写真

小泉大塚古墳。矢田丘陵で一番古い古墳です。前方後円墳で全長80メートル。
前方部、長さ40メートルが宅地造成によりなくなり、円墳のようになっています。

晴れた空の下、小高い丘に木々が茂る古墳を右手奥に見ながら道路脇の歩道を歩いていく参加者一行の写真

六道山古墳。全長100メートルの前方後円墳。
前方部は長50メートル、高さ6メートルありましたが、1970年に消滅しました。