まちかどレポート370

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート370 歴史街道リレーウォーク

(まちかどレポーター 丸山)

夏の涼を求めて「あさざ」の花を探しましょう(平成26年7月14日掲載)

平成26年6月30日、大和郡山観光ボランティアガイドクラブの一員として、大阪奈良歴史街道リレーウォークの関係に参加するため、三宅町に出かけました。

三宅町は全国で2番目、奈良県下では一番小さな町(面積は4.07平方キロメートル、人口7,268人)です。
初めて出かけた三宅町。三宅ボランティアガイドの会の案内で、楽しく散策することが出来ました。
散策コースは「近鉄黒田駅~万葉歌碑~伴堂杵築神社~厳島神社~忍性菩薩碑~屏風杵築神社~白山神社~三宅古墳群~あさざ苑」でした。
当日の写真を少し撮ってきました。ご覧ください。

ピンクと紫の衣装を着た人が広場で半円上に並んでいる写真

万葉歌碑前広場での会

緑の葉っぱの真ん中に黄色い花の写真

万葉の愛の花あさざは可憐で美しい

鉢に浮かぶ葉っぱと、花あざさと書かれた白の看板がある写真

町中で沢山のあさざと出会いました。
家の門前にこんな感じで育成しておられる光景は素晴らしいですね

中央に頭が星の形のマスコットキャラクターがいる写真

三宅町マスコットキャラクターの名前は「みやっぴい」です。
尊敬する人は聖徳太子と忍性菩薩。
会った人を幸せ気分にするのが特技ですと聞きました

緑色のキャップの男性と、緑のチョッキを着た女性2人が紙芝居を披露している写真

三宅ボランティアガイドの会メンバーによる手作り紙芝居は楽しかった

神社の前で人が集まっている写真

最終地点近くの白山神社。参加された皆さん全員完歩でした。ご苦労様です

中央に「三宅町の花あさざ」と書かれており、左には黄色い花、右にはシカのマスコットキャラクターがいる写真

せんと君と三宅町の花あさざのプレート板は分かりやすく且つすっきりしていますね

黒に白字で記載してある万葉歌碑の写真

1993年3月28日犬養先生揮毫によって建立された三宅の原を詠んだ万葉歌碑

三宅町の花・あさざと万葉歌の紹介。
ミツガシワ科の多年生植物です。水に浮く葉の間から花柄を伸ばし、初夏にカラスウリの花に似た黄色い花を咲かせます。葉の表面は綺麗な緑、裏側は紫褐色。地下茎を伸ばして繁殖するそうです。水深の浅い場所に生育することから「アサザ」と名づけられたとも言われています。

「うちひさつ 三宅の原ゆ 直土に 足踏み貫き夏草を 腰になづみ いかなるや 人の児故そ 通はすも吾子 うべなうべな 父は知らじ 蜷(みな)の腸(わた) か黒き髪に 真木綿もち あざさ結ひ垂れ 大和の 黄楊の小櫛を 抑えさす さすたへの子 それそわが妻」(長歌)(作者不詳 巻13-3295)