まちかどレポート388

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート388 柳澤文庫の歴史探訪に参加してきました

(まちかどレポーター 丸山)

11月16~17日、柳澤文庫の歴史探訪に参加してきました。(平成26年11月20日掲載)

今年は柳澤吉保公の没後300年にあたります。
吉保公ゆかりの地を訪ねて、甲州市・甲府市・北杜市に出かけました。

探訪の中心は、恵林寺(武田信玄公宝物館)と舞鶴公園(甲府城)、そして柳澤家発祥の地(柳澤村)の訪問でした。

大きな石が積み上げられた武田信玄公墓所の写真

恵林寺、武田信玄公墓所

柳澤吉保公墓所でお経をあげているお坊さんの写真

恵林寺の柳澤吉保公墓所

ピンク色に色づいている庭園の木々の様子の写真

恵林寺庭園

人々が集まっている甲府城の天守台の写真

甲府城の天守台

木々が紅葉しているお堀の写真

紅葉の美しい堀池

特に感動したのは、北杜市武川町で地域の歴史を後世に残すために10年来尽力している「柳澤史跡保存会」の活動報告を歓迎式典で聞いた時と、現地の「柳澤氏発祥之地」の碑前に立ち会った時でした。

柳澤氏発祥之地と文字が彫られている黒色の石碑の写真

堂々とした立派な碑です。後世に語り続けていく事が大切ですね。

碑は、台座の部分を含めた高さ2.8メートルで幅75センチメートルの御影石で、表面に「柳澤氏発祥之地」と記されています。碑の建設費は地域の区民や柳澤氏史跡保存会、市商工会武川地区、市観光協会武川支部からの寄付金で賄われたそうです。

石碑の前で片手をあげて話をしている男性の写真

熱心に碑周辺地域の説明を聴きました。

そして、2年前の竣工除幕式の時、碑建設委員会の日向委員長は「史実を後世に残して行きたい。誇りに思っているし、子供達に語り継いでいきたい」といい、「(武川町柳澤で)古代ロマンを感じて、ゆったりとした時間を過して欲しい」とお話されたそうです。

ようこそ柳澤氏発祥之地へと書かれているのぼりのある建物の前での集合写真

北杜市甲斐駒センターせせらぎ。歓迎式典会場です。

ステージの前でマイクを持って話をしている男性の写真

北杜市市長挨拶

ホールの椅子に座って話を聞いている人々の写真

北杜市関係の歓迎挨拶を受け、北杜市柳澤史跡保存会のプレゼンテーションを興味深く鑑賞等しました。

また、スライド上映では、織田信長の武田家残党狩りから逃れるため、武川衆のひとり柳沢信俊が、「餓鬼ののど」に隠れたと伝えられていることや、124年後の1706年に、柳沢吉保公が荻生徂徠に命じて、「餓鬼ののど」の調査をさせたこと、この時の調査内容が、「風流使者記」と「峡中紀行」に残されている事と柳沢史跡保存会の10年間に及ぶ「餓鬼ののど」の現地調査活動報告を、史跡保存会の重田友五郎さんが詳しく説明されました。

ようこそ柳澤氏発祥地の地北杜市武川町柳澤へと文字の写っているスライドの写真

保存会活動と柳澤氏発祥地の詳しいプレゼンテーションでした。

展示を見ている男性と展示に指を指している女性の写真

柳沢文庫会員と大和郡山市観光ボランティアガイドクラブのみなさん。

数多くの美しい写真展示に見入っていますね。

個人的には、全く知らなかった事ばかりで、非常に収穫大で嬉しい歴史探訪旅行でした。また、季節を変えて訪れたいですね。

遠くにアルプスを望む道の写真

歴史的に水害の多い地域。厳しい環境アルプスの麓です。