まちかどレポート203

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート203 夏期心身修練に一休さん (松尾寺)

(2011年8月27日撮影 まちかどレポーター フリーター・K)

夏期心身修練に一休さん (松尾寺)(平成23年9月13日掲載)

緑が生い茂っている松尾寺の門構えの様子の写真
境内で願い事をしている赤い服を着た人の写真

バラで有名な松尾山は、日本最古の厄除霊場です。
山林に囲まれた自然がたくさんある静かな環境の中で、子どもたちが修行体験をしているところを取材させていただきました。

修行に向かうほら貝を吹いているお坊さんと位の高いお坊さんそして修業服を着た子どもたちの様子の写真
修行に向かう修行服を着た子どもたちが列をなして歩いている様子の写真

座禅・勤行に向かいます。

座禅をしながらお坊さんの話を聞いている子どもたちの様子の写真
お坊さんと一緒にお経を読み上げている子どもたちの様子の写真

早朝7時から行われていた、子どもたちにとって結構辛い「座禅」などの様子です。

この修練教室は、小学3~6年生の男子を対象に、7月に1回・8月に2回(各3日間開催され、今年で累計108回)開催されました。
期間中、座禅以外に沐浴・法話・作務・読経・日本昔ばなし・瞑想等、盛りださんのメニューがあるようです。

感謝・修行・奉仕の心を養成し、心身ともに健康で知恵のある現在版『一休さん』を世に送り出すこと、また強くたくましく思いやりのある、優しい日本男児を育てることが、教室の目的とのこと。

「1回に約100人の子どもたちが県内・外から集まってきます。ほとんどが市外の子もたちで九州の遠方からの参加もありました。外国人の子も来たことがありました。その子は私に『ぼく、日本語できるから心配しくていいです』と耳打ちしてくれて苦笑しました。また、4人兄弟で参加したり、ホームシックが原因なのか熱が出て、でも迎えにきた親の顔をみたたんに熱が下がって元気になったり、いろいろあります。親子の様子を通して現代社会がわかります」と、松岡住職に話していただきました。

参加している大阪からきた小学3年生の子にも話しを聞いてみました。

  • 誰にいわれてきたの?
    ―「お母さん。」
  • 理由は?
    ―「あんた、うるさいから仕込んでもらっておいで!っていわれて、ぼくもいやでなかったから。でも、座禅はちょっときついです。」

(サービス精神旺盛で礼儀正しい男の子でした。ご協力ありがとう!)

どんな逆境にも負けない、強い心の人間に育ってください!と、一瞬「タイガーマザー」になって応援しました。