まちかどレポート221

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート221 大阪・奈良歴史街道リレーウォークに参加してきました。

大阪・奈良歴史街道リレーウォークに参加してきました。(平成23年11月1日掲載)

木が並ぶ前の道路に人が集まっている様子
古い建物の前に人が集まっている写真

「いにしえのロマンを想いながら斑鳩と安堵を代表する風景に出会いませんか」というキャッチフレーズに誘われて、10月24日、JR大和路線に乗って法隆寺駅に向かいました。主催は「大阪・奈良歴史街道リレーウォーク実行委員会」・「安堵観光ボランティアの会」・「斑鳩アイセスSGG」の3団体です。

今回の歴史街道リレーウォークには、大和郡山市観光ボランティアガイドのガイドさん・総勢20名も参加されていました。全体としては、200名弱ぐらいの参加でした。いつも活動している大和郡山市内から輪を広げ、奈良県下・大阪府下の各ガイドクラブとの交流や意見交換及び自らの自己研さんと言う観点から、有意義なウォーキングであったと思います。
参加したこの経験は日々のガイド活動にきっと生きてくると思います。

当日のコースを紹介します。
JR法隆寺駅~(斑鳩三塔遠望)~中宮寺跡~上官遺跡公園(昼食)~飽波神社~安堵町歴史民族資料館~富本憲吉記念館~極楽寺~中家住宅~JR法隆寺駅(約12キロメートル)

参加して気になり、「また、訪れてみたいなあ!」と思った歴史的建造物を少し紹介します。

中心に資料館の看板があり、隣にポスターが貼ってある写真

安堵町歴史民俗資料館(旧今村邸)

江戸時代から代々、村の庄屋を務めた今村氏の旧邸宅を展示施設として改修し、安堵町の歴史や伝統、民俗資料を展示・伝承する場として1993年(平成5年)10月に開設した施設だそうです。
今村氏に関する資料や、町の伝統産業である灯芯引きに関する民俗資料を常設展示していて、テーマごとに期間を設けて特別展示を行っています。また、灯芯引きなどの体験会も実施しています。天理軽便鉄道に関係する写真や車輌復元模型の展示もあります。

3枚のパネルに資料がはってあり、その前を人が何人かみている様子
女性が木の紐を操って灯芯引きという文化を体験している写真
人がうつる古い鉄道の写真
鉄道の後期車両の古い写真
神社の入り口に多数の人がいる写真

飽波神社(旧飽波宮跡)

聖徳太子の創祀と伝えられ、安堵庄総社、東西両安堵の総鎮守社であった。
本殿は、春日造、檜皮葺で県有形文化財の指定を受けています。

青い屋根と、白い壁の真ん中に格子がついている昔の建物の写真

中家住宅(国の指定重要文化財)

「安堵橋」を渡り、「岡崎川」から少し離れて、川と平行に右へ曲がると、こん盛りとした森が底の浅い小川のような外堀で囲まれ、更に内堀の中に大和地方の典型的な環濠屋敷である中家住宅があります。
内堀に架けられた橋を渡ると、長屋門で、広大な屋敷構えを持ち、二重の濠に囲まれ、平城式の形をとり入れて武家造と農家造を兼ね、大和棟の美しい主屋をはじめ、蔵、持仏堂等が今日まで残っています。敷地は3500坪とか。

中心に小川があり、左には昔の作りの建物がある写真
白い小さな建物の前に、小川がながれている写真

皆さん、ぜひ一度、安堵町方面にもでかけてみませんか?