まちかどレポート223

まちかどレポート223 わらべうた遊び
(まちかどレポーター ジル)
わらべうた遊び(新町保育園)(平成23年11月2日掲載)
子どもの遊びのメッセージでもある“わらべうた”は、とても短いフレーズで人の口から口へと伝えられる伝承的なもので、子ども達の遊びの知恵が沢山詰まっています。わらべうた遊びは皆と一緒に声を出す心地よさを味わい、協調性や集中力が養われることは言うまでもありません。
大和のわらべうたを保育の中に取り入れ、異年齢児と一緒に歌い体を動かして遊んでいる新町保育園の子ども達の姿を紹介します。8年前から年2回、奈良市音声館より高橋靖子先生の指導を受けておらげます。

高橋先生から「…組さぁ~ん」「男のこぉ~」「女のこぉ~」など、リズミカルに呼ばれて「はぁ~い」と明るい返事がかえってきています。
お寺の花子さん


2人組で歌に合わせて手遊びです。
小さいお友達にやさしくあわせながら遊んでいます。歌い終わりにジャンケンをします。「あっ!まけたぁ~」


ジャンケンの後に、“一がさした”の歌で相手の手の甲をつまみあいして、「蜂がさしたぁ~」の歌の終わりでつまむ子どもが、蜂になって刺しながらおいかける遊びです。地域の親子も参加されています。
茶つぼ

この遊びは皆さんよく知っておられますね。
小さい子どもにはむずかしいかな? 「ふたが歌と反対になるぅ~!」
汽車ポッポ


歌いながら歩いたり、走ったり、止まったり、友達とつながったり…
子ども達の笑顔がいっぱいでとても楽しそうです。
通れ通れ山伏


汽車ポッポで長くなった汽車が門をくぐって走ります、歌い終わりに門が下りてひっかかった人が門を交代します。
今日遊ばれた楽譜です。


子ども達の笑顔と目の輝き、そして大きい子どもが小さい子どもの手をやさしくつなぎ遊びに誘い入れる姿に、人への思いやりやリーダーシップを身につけた子どもに感心しました。
子どもの声
- 「楽しかった!」 「おもしろいから好きやねん!」
- 「お家に帰ったらお話して教えたんねん」
- 「歌ってて止まったり、動いたりするのがおもしろかった…これ好きや!」など、子ども達は嬉しそうに話してくれました。
わらべうた遊び
大和のわらべうたを歌い遊び、奈良を愛する子ども達がたくさん育ってくれることでしょう。
更新日:2021年03月19日