まちかどレポート227

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート227 ホタルが飛び交う環境に優しい「工業パークづくり」

(まちかどレポーター 丸山)

ホタルが飛び交う環境に優しい「工業パークづくり」~カワニナの放流(平成23年11月22日掲載)

沢山のカワニナが水の中にいる写真

本日の主役のカワニナです。

長机に置かれた瓶や水槽の写真

放流のため、「カワニナ」「どじょう」「川蟹」「めだか」が各地から持込まれました。

地面に並べたたらいとすくい網の写真

放流に備えスタンバイ

その数、ざっと2,000~3,000匹です。カワニナの殆どは、京田辺市や天理市等のホタルが数多く生息している各地の清流から収集されたものです。

昭和工業団地協議会は今年、40周年を迎える中で、「ホタルプロジェクト」を立ち上げました。この日のイベントはこの「ホタルプロジェクト」一環だそうです。
セレモニーでは、主催者を代表して堀口会長、及び県郡山土木事務所の上平所長の挨拶がありました。

昭和工業団地と書かれたのぼりの横で黄色の法被を着た男性が話をしている写真

主催者を代表して堀口会長の挨拶

マイクを持って話をしている作業着を着た男性の写真

上平奈良県郡山土木事務所所長の挨拶

この日の主役は加盟会社の社員の子弟や郡山南中学校の生徒達です。楽しそうに橋の上からに放流していますね。

川にかかる橋の上に人が集まっている様子の写真

さあ、これから本日のメインイベント「カワニナ」の放流が始まります。

ガードレール越しにカワニナを放流している人々の写真

来年、この岡崎川でホタルが飛び交ってほしいなあー!という想いを込めて橋の上から放流します。

放流に先立って、河岸では、ウインターコスモスやパンジーの植え付けが行われました。

花壇に花を植えている4人の男女の写真

岡崎川河岸の花壇の植替えも頑張りました。

5枚の写真がはられている川に彩り花づつみと書かれたパネルの写真

過去の活動風景

複数の人が川べりの花壇を整備している様子の写真

花壇の整備も順調にはこびました。

整然と並んでいる川べりの花壇の写真

整然と並んだ花壇は美しいですね。

堀口会長のお話では「40~50年前には岡崎川にホタルが飛び交っていました。
願わくば、来年の夏、一匹でも戻ってきてくれたら」と仰っておられました。

来年、みんなの願いが叶い、岡崎川にホタルが飛び交う光景を撮りに来たいですね。
皆さんも期待してくださいね。ぜひ、見に行きたいものです。

緑色の水が流れる岡崎川の遠景の写真

岡崎川、美しい流れになってほしいものです。

川岸に立っている川の彩り花づつみ事業と書かれた看板の写真

岡崎川の河岸に奈良県の「川の彩り花づつみ事業」として、昭和工業団地協議会が取り組んでいる旨の可愛い看板が建っています。

背の高い女の子が背の低い女の子の頭をなでている写真

「今日は良く出来たね」、と頭を撫でてもらう。

夕日を浴びて1列に並んでいる人々の写真

本日の「工業パークづくり」も午後5時前に全て終了しました。皆さん、ご苦労様でした。

最後にホタルに関係する俳句と郡山藩の事を少し紹介しましょう。

第二次本多忠平時代、大坂役目(藩財政の資金調達役)200石取りの平泉(上島)鬼貫がいまし
た。彼は兵庫の伊丹の出身です。
鬼貫は江戸時代、松尾芭蕉と並ぶほどの歌人でした。

代表的な句を以下に紹介します(僕が知っている範囲ですが…)

こいこい言えど蛍が飛んでゆく (鬼貫8歳の時)
雪の朝 二の字二の字の 下駄のあと (鬼貫6歳の時)
行水の捨てどころなき虫の声 (幼稚園の、俳句カードにも記載されています)
箕山しぐれ鬼貫がそこにゐるやうな (坂口草堤、箕山町の大納言塚にこの句碑があります)