まちかどレポート232

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート232 城下町たてもの散歩

(まちかどレポーター シャッターチャンス)

城下町たてもの散歩~大和郡山市まちづくりアイデアサポート事業~(平成23年12月5日掲載)

 11月26日(土曜日)と27日(日曜日)に、「城下町再発見プロジェクト」が主催する『城下町たてもの散歩』が行われました。私は土曜日に参加し、市外からの参加者も多く愛知県、兵庫県の方を含め約30人が2グループに分かれて散歩しました。

 城下町再発見プロジェクトは、大和郡山市まちづくりアイデアサポート事業の支援を受けて、市内旧城下町の歴史的建築物やまちなみを次世代へと受け継ぎ、建物だけでなく、そこに息づく文化や習慣、コミュニティなども含めて、守り続けることの重要性を広く理解していただく機会をつくることを目的とし、そうした建物やまちなみが将来にわたり保存されることを目標としているそうです。

 『城下町たてもの散歩』は、城下町再発見プロジェクト事業の一つとして、旧城下町域に点在する歴史的建築物をめぐり、各建物で実際に生活されている方々から解説を聞きながら古い建物について理解を深めることを目指したイベントです。

 今回は、実際に生活されていて登録有形文化財の【葉本邸(はもとてい)】、【杉山小児科医院(すぎやましょうにかいいん)】の2箇所と、市が保有する【旧川本邸(きゅうかわもとてい)】を案内していただきました。

受付と書かれた長机に立っている2人の女性の写真

受付は美しい笑顔で迎えられて

紙を手に持って話をしている男性とそれを聞いている人々の写真

スタート前の説明に耳を傾ける

下半分が板張りの白壁の写真

白壁と板のコントラストがとても綺麗です

2階の窓がバルコニー風に泣ている建物の写真

2階のバルコニー風の洋風窓がおしゃれな浅井家別邸

葉本邸(はもとてい) /西観音寺町

城下町たてもの散歩と書かれたプラカードを先頭に記念撮影をしている人々の写真

葉本家の方に歓迎していただき、みんなで記念撮影

明治初期、木造2階建。国の登録有形文化財。
郡山から奈良に向かう街道沿いに建つ、元両替商の建物。
虫籠窓(むしこまど)には分銅(=お金を計るときに使う天秤のおもり)をかたどった模様が見える。丸みをつけたむくり屋根も特徴的。

(説明は「城下町おさんぽガイド」から引用)

2階建ての元両替商の建物の写真

元両替商の面影が漂う家構え

2階の窓の真ん中にある分銅をかたどった模様の写真

中央に分銅をかたどった模様

道端に立っている案内板の前に集まっている人々の写真

途中でもうひとつのグループを発見

板壁の前の道を人が歩いている写真

案内していただいた、伊藤さんのお気に入りの風景(本町・中村邸界隈)

杉山小児科医院(すぎやましょうにかいいん) /本町

西洋風外観の2階建ての建物の写真

ドイツ風ハーフティンバー様式の外観

大正期、木造2階建。国の登録有形文化財。
元医院の建物で、ドイツ風ハーフティンバー様式の外観はまちのランドマーク的存在。屋根に見えるピナクル(尖塔)が特徴的。窓のステンドグラスも美しい。
現在はギャラリーとして活用。

(説明は「城下町おさんぽガイド」から引用)

屋内で壁に貼られたパネルを指さして話をしている男性の写真

建物の説明をされる杉山先生

ギャラリーとなっている屋内の写真

ギャラリーとして活用されている

旧川本邸(きゅうかわもとてい) /洞泉寺町

古そうな木造3階建ての建物の外観の写真

木造3階建ては存在感がある

大正期、木造3階建。
元遊郭で、全面が優美な格子の外観は圧倒的存在感を放つ。南側にはハート型の窓が見える。意匠を凝らした内部の装飾は、遊郭当時の賑わいを偲ばせる。
現在、市が保有し活用に向けて検討中。
(説明は「城下町おさんぽガイド」から引用)

床の間の前で立って話をしている男性と話を聞いている人々の写真

旧川本邸の説明を聴いて

建物の内部から見た3つのハート形の窓の写真

ハート型の窓を内側から見る

美しい意匠が凝らされた部屋の写真

意匠を凝らした装飾

お菓子を食べながら談笑している人々の写真

最後にお茶とお菓子をいただき、楽しい談話が続きました。