まちかどレポート234

まちかどレポート234 街路樹清掃活動
(まちかどレポーター 丸山)
総合公園前道路の街路樹清掃作業の様子(平成23年12月7日掲載)

清掃作業後の様子(北方向)
11月25日、13時30分~15時30分の間、「やまと郡山環境を良くする市民の会」主催で、大和郡山市総合公園前道路の両サイドの清掃作業が実施されました。

作業道具やごみ袋の点検と打合せ

本日の「落ち葉清掃」担当リーダーの河原さんの挨拶

さあ、これから落ち葉ひろいの作業現場に向かいます。

東側の落ち葉は毎年多いですね。
今回は、写真でお分かりと思いますが、市管理課の職員さんや矢田地区各自治会の関係者及び市総合公園の関係者と「やまと郡山環境を良くする市民の会」のメンバー、そして可愛い子供さん達も参加しました。
寒い西風の吹く中、額に汗し悪戦苦闘しながら、皆さんがんばりました。
子供さん達はパパやママに落ち葉拾いやごみ拾いの方法(軍手・スコップ・竹箒・プラスチック製のちりとりを使う)を教えてもらい、最初はなかなか上手くできず、大変でしたが時間の経過とともに結構清掃作業を楽しんでいるようでした。よかったですね。
3回目の作業となる今回は皆さんの段取りも良く、当初2時間の予定が1時間で完了しました。

最初はぎこちなかったけど、段取りが分かってきて、皆さん、よく頑張りました。

頑張りすぎて疲れたよ。少し休憩です。無理しないでね。

あともう少しで作業完了です。笑顔が浮かびます。

たった一時間で、こんなにも沢山の落ち葉等を拾いました。
僕個人としては、道路わきに蔓延っている「くず」のツルの処分に振り回されました。
ツルはとても硬くて、そう簡単には切断する事ができないのです。「来年は鎌やナイフを持ってこよう」という声があちらこちらで上がっていました。
道路脇で咲いている「くずの花」は、七草の一つであり、清楚で紫の蝶形小花が密集して咲き、普段は何時も「美しい花だなあ」と思っていたのですが、今日のこの作業の間、だんだん憎たらしく思うようになってきました。

今日一日、この葛のツルに悩まされました。
では、最後に気分を変えて「くず」の話を紹介しましょう。
クズは繊維で布を織り、その茎と葉は牛や馬の飼料に、根っこは解熱薬となり、また葛粉を作り、昔の生活には不可欠な草なのです。
万葉集には「くず」の歌は18首あり、内、花の歌は1首あります。巻7・1272番の歌で、「人麿歌集」中の五七七・五七七のいわゆる旋頭歌に次の歌がありますよ。
この歌は大好きな恋人が作る葛が仕上がり、着せてくれる日を待つ若者の歌なのです。
剣太刀 鞘ゆ入野に 葛ひく吾妹
真袖もち 着せてむとかも 夏草刈るも
【訳文】
剣を鞘に入れる入野で、葛たぐり寄せて働く吾妹よ。
私に袖美しい着物を着せようと思ってか、懸命に夏草を刈っているよ。
軍手をして、竹箒を使いながら、「くず」のツルと悪戦苦闘した一日でした。
少しですが清掃作業の様子を撮ってきましたのでみてください。

作業参加された皆さんが総合公園前に集合しました。

落ち葉一つなく、見違えるように綺麗になりました。(南向き)
更新日:2021年03月19日