まちかどレポート247

まちかどレポート247 城下町に春を呼ぶ「第52回 大和郡山お城まつり」
(まちかどレポーター 丸山)
城下町に春を呼ぶ「第52回 大和郡山お城まつり」(平成24年4月6日掲載)

4月1日(日曜日)、お城に出かけました。
昨日に引き続き、雨が降ったり上がったりです。晴天になってほしいと思いました。
桜も蕾がうっすらと赤い状態です。
本丸跡にある柳沢神社前で、金魚を鑑賞してから、時代行列の取材のため商工会館に急ぎました。

柳澤神社前では金魚の品評会が開催されていました。
時代行列は、今回ルートを変更しています。
北郡山の商工会館を出発し、60年を経過して全線開通した藺町線を含む約2キロのコースを、雨が降ったり上がったりスッキリしない空模様の中、約400名が巡行しました。

パレードの先頭のふれ太鼓

毛槍さばきも鮮やかな高取土佐時代行列保存会

叡尊上人
姉妹都市締結20周年を記念し、甲府市の宮島市長も武田信玄役で登場され、また、毛槍さばきも鮮やかな高取土佐時代行列保存会、地元の筒井順慶甲冑隊、六文銭の旗をなびかせ、赤い冑が一際目立つ真田幸村大阪甲冑隊も初参加し、祭り気分を大いに盛りあげました。

武田信玄役で登場の甲府市宮島市長

筒井順慶役の上田市長

六文銭の旗をなびかせ、赤い冑が一際目立つ真田幸村大阪甲冑隊。
先頭のお子さん、可愛いですね。
源九郎稲荷神社からは、可愛らしい子供時代行列と白狐御渡も合流しました。

源九郎稲荷神社参道前は写真の通り、朝の通勤ラッシユと見間違うほどの込み様です。

可愛らしい子供時代行列

女武者

色鮮やかで可愛い衣装でした。
今回、初物の中で特に印象が大きかったのは、三の丸会館前て展示された京郡造形芸術大学・金魚部の金魚アート「テレホンボックス金魚」でした。

テレ金の周りは、携帯やカメラで写真を撮る人の輪が消えることはありませんでした。
この金魚アートのコンセプトは「和金を観賞魚として復活させよう」です。歴史的には、中国大陸でフナから突然変異の赤いフナが発生したのが金魚のルーツです。そして、中国大陸から日本に入ってきました。(堺市に上陸したらしい。)金魚の祖先に位置するのに、熱帯魚の食餌とか、金魚すくいにしか使われていない金魚(和金)を見直し、観賞魚として復活させようというのがこの金魚アートの狙いだそうです。

こんなお話を若い世代の人々から聞くことは、映画「茜色の約束」と同様、大和郡山市に新たな風が吹き始めている事を感じさせます。
若さは力です。今後、新たな発想で元気な大和郡山市を目指す運動展開を期待します。
この日はすっきりしない天気でしたが、沿道は多くの見物人でにぎわいました。
まだ、お城まつりの最終日(4月15日)まで日はあります。
桜の開花本番はこれからです。皆さん、お城まつりに出かけませんか?
更新日:2021年03月19日