まちかどレポート262

まちかどレポート262 行ってみたい あじさい寺 (矢田寺)
(2012年6月12日撮影・まちかどレポーター 安江)
行ってみたい あじさい寺 (矢田寺)(平成24年6月18日掲載)

6月から7月にかけて山里を彩る紫陽花(アジサイ)。
「万葉集」にも詠まれ、いにしえより日本人が愛した初夏の風物詩です。


青白色、薄紫、藍色、薄紅、白色…と種類や土壌成分によっていくつもの色彩をつけ、清楚な瑞々しさを感じさせてくれます。
矢田寺のちょっと変わったアジサイをご覧ください。
各々のネーミングもグッドです。

静香(せいこう)

日向青

かしわ葉八重あじさい

舞子あじさい

母の日のプレゼントといえば、定番カーネーションでしたが、近年、そのカーネーションをしのぐほどの人気だといわれているのがアジサイです。
アジサイは、大きく分けてヤマアジサイ系統(下左写真)とガクアジサイ系統(下右写真)があります。


「花」に見えるのは装飾花、つまり虫を呼ぶための”偽の花”。
本当の花(両性花)を囲むように装飾花をつける”ナデシコ ガクアジサイ”。

園芸の本によると、ヤマアジサイ系統なら風通しのいい半日影、ガクアジサイなら日当たりのいい場所で育てるといいようです。
矢田寺
天武天皇の創設と伝えられ、古い歴史を誇り数多くの文化財があります。
境内には綺麗に手入れされた約1万本のアジサイが、訪れた人々の目を楽しませてくれるところから、「あじさい寺」の別名があります。7月初旬頃までが見頃のようです。


問い合わせは、大和郡山市観光協会(電話0743-52-2010)まで。
更新日:2021年03月19日