まちかどレポート262

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート262 行ってみたい あじさい寺 (矢田寺)

(2012年6月12日撮影・まちかどレポーター 安江)

行ってみたい あじさい寺 (矢田寺)(平成24年6月18日掲載)

満開のアジサイの中たたずむお地蔵様の写真

6月から7月にかけて山里を彩る紫陽花(アジサイ)。
「万葉集」にも詠まれ、いにしえより日本人が愛した初夏の風物詩です。

満開に咲く青白、薄紅、藍色のアジサイの並木たちの写真
中央から端にかけて白から薄紅のグラデーションがかかったアジサイの花の写真

青白色、薄紫、藍色、薄紅、白色…と種類や土壌成分によっていくつもの色彩をつけ、清楚な瑞々しさを感じさせてくれます。

矢田寺のちょっと変わったアジサイをご覧ください。
各々のネーミングもグッドです。

白く花弁が薄いアジサイの花の写真

静香(せいこう)

細い花弁が星状に広がる青紫のアジサイの花の写真

日向青

中央に緑色を残した白いアジサイの花の写真

かしわ葉八重あじさい

白みがかった紫色の優しい印象のアジサイの花の写真

舞子あじさい

白色から端にかけて青色に色づくアジサイの花の写真

母の日のプレゼントといえば、定番カーネーションでしたが、近年、そのカーネーションをしのぐほどの人気だといわれているのがアジサイです。

アジサイは、大きく分けてヤマアジサイ系統(下左写真)とガクアジサイ系統(下右写真)があります。

ピンク色のアジサイの花の写真
緑色のつぼみを囲うように咲く白と薄紫のアジサイの花の写真

「花」に見えるのは装飾花、つまり虫を呼ぶための”偽の花”。
本当の花(両性花)を囲むように装飾花をつける”ナデシコ ガクアジサイ”。

紫色のつぼみを囲むように咲く淡い薄紫のアジサイの花の写真

園芸の本によると、ヤマアジサイ系統なら風通しのいい半日影、ガクアジサイなら日当たりのいい場所で育てるといいようです。

矢田寺

天武天皇の創設と伝えられ、古い歴史を誇り数多くの文化財があります。
境内には綺麗に手入れされた約1万本のアジサイが、訪れた人々の目を楽しませてくれるところから、「あじさい寺」の別名があります。7月初旬頃までが見頃のようです。

白からピンクのグラデーションのアジサイの花の写真
矢田寺案内図看板の写真

問い合わせは、大和郡山市観光協会(電話0743-52-2010)まで。