まちかどレポート270

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート270 洞泉寺町に幻の「…」が登場!?

(まちかどレポーター 辻尾)

洞泉寺町に幻の「…」が登場!?(平成24年8月6日掲載)

7月某日、洞泉寺町にある瀬川邸(旧植甚楼)が朝から賑やかです。ここはもともと遊郭として建てられた建物ですが、その後は民家としても使用され、現在は空き家になっています。

古風な家屋の正面の写真

瀬川邸(旧植甚楼)正面

家屋の周辺の手書きの地図の写真

右下に「植甚」とあるのが瀬川邸です。

家屋の中で掃除をしている3人組の写真

何やら中が賑やかです。

この日は天気がよく、日なたにいると暑くてすぐに汗だくになるような陽気でしたが、ボーイスカウトの子供たちが一生懸命お掃除をしてくれていました。なぜ掃除をしているかというと、もうすぐここに期間限定で幻の駄菓子屋さんが登場することになっているのです。

黒いボードにカラーペンで書かれた幻の駄菓子屋さんの看板

幻の駄菓子屋さんとは…!?

私も少しお手伝いしたのですが、空き家になっていた期間に積もった長年の埃はなかなか強敵です。まず、ほうきで埃を掃き出してから雑巾で窓や壁を拭いていくのですが、雑巾を絞ったバケツの水はあっという間に真っ黒になってしまいます。

家屋の掃除に余念のないマスクをつけた男性2人の写真
障子の目一本一本を丁寧に吹いている様子のスタッフ2人組の写真
掃除の仕上がり具合をチェックしている4人のスタッフたちの写真

みんな真剣です。

それでもみんなの頑張りのおかげで、お昼前にはかなりきれいになりました。「幻の駄菓子屋さん」と題した夏のイベントですが、この空間がどんなふうに変わるのか今からとても楽しみです。

洞泉寺町は、近鉄郡山駅から東に5分ほど歩いて藺町線と交差する直前で右手の路地に入ったすぐのところにあります。木造の遊郭建築が残る路地に足を踏み入れると、それまでの現実から離れてまるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえますよ。