まちかどレポート284

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート284 「金魚の泳ぐ城下町、綺麗な町・郡山」に

(まちかどレポーター 安江)

「金魚の泳ぐ城下町、綺麗な町・郡山」に(平成24年10月22日掲載)

街中の道路脇にまっすぐ伸びる狭く細い川と、その道路や川を掃除している人の写真

第3金曜日の朝に紺屋町を通ると、決まって紺屋川を掃除する人たちを目にします。
近くのお店の「こちくや」さんや、箱本館「紺屋」の職員さん、そして観光協会の職員さんでした。
藺町線の道路の東側の川にも、作業着のお兄さんが2人、入っています。

街中の道路脇にまっすぐ伸びる狭く細い川の中に入り、長靴の膝下まで水に浸かりながら竹箒で掃除をしている白い作業用ヘルメットに白いTシャツに作業着の2人の男性の写真

「改修かな?」

一輪車から、川幅より少し短い四角い木に柄をつけた用具を取り出し、川底の藻を削っています。一輪車には竹箒やゴミ袋等掃除グッズが、いろいろ積んであります。

「何してるんですか?」
-「川掃除です。」と気さくに、さわやかな笑顔で答えていただきました。

「仕事ですか?」
-「ボランティアです。」
「いつからですか?」
-「藺町線の道路工事が終わってからですから、3年ぐらいになります。」
「どうして掃除を始めたんですか?」
-「郡山の町は中近世の名残が残った歴史の町、散策をしながら町並みを愉しめる町です。藺町線の白壁の建物が美しい町です。町が綺麗になることは、できるだけ続けていきたいと思って、月1回ですが掃除に参加しています。できるなら、金魚をたくさん泳がせたいですね。水位が低いと、カラスなどに食べられてしまうんです」
 と、話をしながら草を抜き、川底を掃き、ごみを拾うことをあたりまえのようにされているお二人。

白い作業用ヘルメットを頭に被り、白いTシャツを着た二人の男性が横に並んでにこやかにサムズアップしている写真

藤本建設のヤッピーさん(安井さん)と西谷建設のテラッチさん(寺山さん)。

なかなかできないこと・・・と思いながら帰りに、「こちくや」のお店を覗いてみると、見る度に新しい商品が増えています。いろんな言葉を書いたポイが所狭しと並べてありました。

「こくちや」と書かれた看板の下に青白ののれんがかかり赤い金魚を模した飾りがぶら下がっている店の前の様子と、それを眺める女性と子どもの写真
赤い生地の上に「おみやげです」と黒字で書かれイラストもあしらわれたポイの写真
一面に広がるように陳列され「親切」「勇気」「できるぜ」などと様々な言葉が黒字で書かれたたくさんのポイの写真

そして、見つけました!
ヤッピー&テラッチの人柄や笑顔を思い出させるような言葉を。
これです!

青い生地の上に「心だせ」と黒字で書かれイラストもあしらわれた緑色の縁のポイの写真

今日は、朝からさわやかな気分になりました。

ヤッピーとテラッチさん、毎月紺屋川を綺麗にしていただいて、ありがとう!
城下町・郡山と金魚に愛着をもってくれてありがとう!

道の真ん中を細く狭い川がまっすぐ通り、その両側に古びた木造家屋が建ち並んでいる町並みの様子の写真

紺屋川の金魚を鳥から守るアイデアを、みなさん考えてくださ~い。
(ヤッピーたちに負けじ、と私も1つ考えました。観光協会に提案してみるつもりです) 

(2012年9月21日撮影)